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母を許せるかもしれない

子育てをしている中で、
自分の幼少期を思い出すことがあります。
その時によく思い出すのは
母との出来ごとで、そしてそのほとんどは
苦しく悲しい思い出です。

思い出すたびにたくさん泣き、怒り、
「私にあんなひどいことをした母を許せない」
といつも悲しんでいました。
そして母を恨む気持ちから抜けられず、
母のことを好きだとも思えませんでした。

先日母が我が家にやってきて、
スマホの操作がわからないと
いつものように騒ぎ始めました。

・・・うるさいな。と思いながらも教えてあげると
「あ--、そうだったんだ-、よかった--!」
と喜んでいる母を見て、なぜだかふと 
かわいい人だな、とおもいました。
もちろんそんなふうに思ったのは初めてです。

私にとって、とてもふしぎな感覚でした。

「親の時間」の仲間と
聞きあう時間を持つ中で、
母に対しての気持ちを聞いてもらい
いっぱい怒ったり、泣いたりしていたら
いつのまにか、母への想いに
変化が生まれてきていたのかなぁと
実感したできごとでした。

母を好きだと感じることなんて
私にはありえないと思っていたけれど、
もしかしたらこの先すこしづつ、
母を許し、仲良くなれるのかもしれない。
たぶんすぐにはそうならなくても、
きっとそのうち、そうなるのかもしれない。

まだまだ気持ちは複雑ですが、
そんな大きな変化を感じる今日この頃です。

こっちゃん

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