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おとなしく従う人にならない

※この文章は2022年1月に書かれたものです。

新年1月1日はいつもより
30分早い仕事だったので
朝早めに起きて仕事へ行く
準備をしていました。

たまたまテレビをつけると
香港から日本に来た大学生が、
中国政府に反対するデモに
参加した体験談を、
顔も名前も出さずに語っていました。

彼らの話によると、
彼らが産まれる前に起こった『天安門事件』が、
実際にはなかったことにされていて、
海外のネットを通じてその事件を知り、
自分たちで調べ始めたそうです。
それを機に、香港がイギリスの
植民地支配から開放されても、
中国政府に知る権利や自由を
奪われて行くことに疑問を持ち始め、
デモに参加し始めたそうですが、
仲間がいつの間にか一人、二人と
消えていくことに不安になりました。

マスコミも政府に迎合し始め、
ネットでの会話すらも傍受され、
仲間との連絡も暗号を使うまでになり、
日本に来ることを決めたそうです。

私は当時『天安門事件』が
連日ニュース映像で流れるのを見て
好奇心と恐怖でテレビに釘付けでした。
私も社会人になって数年経ち、
社会に対する不満で一杯の時だった
せいもあると思います。

天安門広場に学生達が集まって
政府に抗議するのを見て、
命が奪われることにならないのだろうかと
気が気ではありませんでした。

でも、この行動で社会が変わるのなら
すごいことだと期待もしていました。

結局、政府の武力で抑制され、
なかったことになって、中国では
この事を調べることさえ出来ないそうです。

この話しを我が家の食事の時に喋っていたら、
夫が「おとなしく政府の言うことに
従ってる人にはある程度保証もされて、
何の問題もないんだろうね」と言いました。

「オトナシクシタガウ」?

個人的なことですが、
今の職場で何も言わず黙っていたら、
ぎゅうぎゅうに仕事を詰め込まれ、
勤務時間を過ぎて働いても
残業にならないことがあります。

同僚は「私の手際が悪いから
(残業代が付かなくても)仕方ないんだぁ…」
と言うけれど、私は納得できません。

おとなしく従う人にならない。

これが、「親の時間」の仲間に
話を聞いてもらって私が出した答えです。
そのかいあって、私は上司に
仕事の30分超過した分を
残業だと認めてもらう事が出来ました。

できることなら、職場以外でも
黙らないでいたいと思います。

今年はこれがテーマになる年になりそうです。

まきちゃん

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