人間を大好きになること

「親の時間」を始めてよかった!
  ~人間を大好きになること~

「親の時間」では、とても安心できる雰囲気の中で、
自分のことを話し、聞いてもらうことができるので、
それまでは人にも言えず、自分でも心の奥に
しまい 込んでいた感情と向き合い、
本当の気持ちに気づくことができます。
そうして、自分はあのとき、本当によくやっていたんだ、と、
自分のことを好きに なっていくんです。

どうしてそんなに安心できるかって言うと、
ここでは、どんなことを話しても、
否定されたり評価されたりしないし、
私をいい親(いい人)だと心から
信 じてくれる仲間がいるからなのです。
そういう風に自分のための時間を重ねていくうちに、
「私の周りにいる人達もそれぞれ、
精一杯生きている、すてきな人たちなんだ」
という確信が私の 中に育ってきました。
そして、人とのおしゃべりや、出会いを、
とてもリラックスして
楽しめるようになったんです。

今回は、私の大好きな読み聞かせのことを書きますね。
小学生に絵本などを読み聞かせることを
10年近く続けてきました。
以前は「面白いけれど、エネルギーを使い果たしたよう」
な疲労感がありまし た。
しっかりと聞かせなければ、
みたいな緊張感があったのかもしれません。
それが今では、不思議なくらいリラックスして、
子ども達と過ごす時間を、楽しみながら
お話を読んでいるのです。
すると、小学生達もいろんな表情を
みせてくれるようになりました。
 「あれ~!?」
 「ずるーい」(お母さんにおんぶって、いいよね!)
 「くさーい。うちではね、犬のうんちはもってかえるんだよー」
 「やったー」
 「やっぱりね」
時には、詩を読み進む前に、
言葉を子ども達が考えついて、
創作してしまうこともあります。
子ども達から元気一杯な反応を受け取った私は、
疲れる どころかたくさんのエネルギーをもらっています。

こういう私の変化は、はっきりと形になって見えるものではないけれど、
間違いなく人生が豊かになりました。
自分のことが好き、人間が好きという 気持ちを忘れないように、
話しをじっくり聞き会える関係を大切にしていこう、
と思っています。

いっこ

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