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人間の進化の行方

「人間がこの先進化するとしたら、
どういうふうに進化したらいいと思う?」
不意に小学生からこんな質問。
『NHKスペシャル 人類誕生』が大好きで、繰り返して見ている彼女。
「今まで人間はずっと進化してきて、二足歩行になったり、
道具を使えるようになってきたでしょ?
もっと進化するとしたらどうなったらいいのかなぁと思って。」

進化かぁ。人間て進化してきてるのに、争いがなくならないよね。
このところのミャンマーやらアフガニスタンの話がふと浮かんで、
なんならそこここで起こる諍いだって同じことだけど(兄弟げんかも!)
どうせ進化するなら、争いのない形に進化できないのかと思った私は呟いた。

「そういえばさ、アルディピテクス・ラミダスっていう種は争いを起こさなかったんだって。」

へぇぇ。そうなんだ。人間はそういう意味では退化してるのかな。
自らの種の存続のために生物は戦ってきた。
でも『足るを知る』を守れない人間は退化しているのかもしれない、
とかつて思ったことを思い出す。

「戦争は良くないよね。」

そうね。苦しむ人がたくさんいるよね。
ただ、戦争をきっかけにいろいろなものが発達することがあるんだよね。
戦争の時ってお互い必死だからさ。
飛行機とか、コンピューターとかもそうじゃないかな。

「戦争でお金が儲かるって聞いたことがある。」

そういう側面もある。
武器とか大量に売れるし。
物資とかも必要だからね。

「アメリカとか?」

第二次大戦のときはそうだったね。
でも日本もその恩益を受けたこともあるんだよ。
太平洋戦争の後に朝鮮戦争というのがあってね。
戦後、貧乏で仕方がなかった日本はそのおかげでだいぶ豊かになった。
貧乏もまたとてもしんどいものだから…
それで助かった人はたくさんいたかもね。

そこから不意に別の話になって進化の話は終了。

結局、何が良くて何が悪いのか。
進化とはなんなのか?
わからないけど、わからないことが大事なのかな、
と改めて思うわが子との会話でした。

軍需産業についてわかりやすい記事がありました↓




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