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40代アメリカ大学院留学注意事項

留学するための準備段階で30代、40代、50代だからこそ「これは!!」と思うことがでてきます。今日はビザ申請までの段階で「歳を重ねたからこそだな・・・」と思った事柄を挙げておきます。

長期留学は修士課程に続き2回目。短期の留学はイギリス2週間、アメリカ6週間を2回していますので、おおよそ留学するためのプロセスは理解しているつもりなのですが、「えー!!」と思うことが結構でてきました。

成績証明書の入手には時間がかかる

留学するためには、まず大学・大学院に合格することが必要です。志望校に申請書類を送ることになります。成績証明書(Transcript)は必須です。2020年代には成績証明書はオンライン申請できるようになっていますので、昔のように時間がかからないものと思っていました。  

ところが、まず、日本の大学でもアメリカの大学でも、卒業後15-20年以上経っており、成績証明書や卒業証明書をオンライン申請できない場合がある、ということです。

私の場合、短期留学や国内での科目履修の経験も含めて5つの大学や大学院からのTranscriptsを取り寄せることが必要で、時間とお金を費やしました。

ついでに、オフ・トピックではありますが、、、、大学時代は良い成績を取ることにあまり興味がなく、自分が大切だと感じたり、面白いと思った教科はAを取っていましたが、そうではない科目もあり、今更、ちょっと恥ずかしい思いをしました。大学院留学に際し、成績の平均値をだしたGPAはポイントが高いほど良いでしょう。私の場合大学院の成績はしっかり取れていましたが、学部の成績は少々低め。なのですが、卒業年が昔過ぎて、GPAでの表示がないのは助かりました。あー、でもGPAがないために、オンラインでの申請の際にうまく機能しないこともあり、面倒でした。

さて、アメリカで卒業した大学院からtranscriptを取り寄せる際には郵便為替(postal order)で1通8ドル支払って申請する必要があり、アメリカにいる友人に書類を送って申請してもらいました。これは20年前も同じで、私の母校はこの点が他の大学に比べて昔から遅れています。最近卒業した人たちはオンライン移行されていますが、大昔に卒業した卒業生のデータはオンライン化されておりません。

日本の大学とのやり取りは円滑だったものの、アメリカの大学とのやりとりでは返信が3, 4日来ないとかオンラインでプロセスできないから質問のメールを送ってもわかりやすい解説がもらえない、ということがありました。とにかく、時間に余裕を持って進めることが大切です。

入学志願の段階では正式ではない成績証明書類を自分でスキャンしてオンラインで提出しますが、合格後は正式な書類として、成績証明と卒業証明(formal transcripts/certificate of graduation)をアメリカの大学・大学院に送る必要があります。

私の場合、「大学からメールか手紙で直接送ってください」という指示メールが来ました。アメリカの大学院には、再度友達経由で申し込みをしました。日本の大学は直接送ってくれない大学もあり、自分で厳封で取り寄せて、封を開けずに、別途用意した封筒にいれて郵送します。これも、書留で送る場合は10日程度、それよりも急いで送りたい場合はEMSやDHLなどを使います。10,000円を超える場合も。日程に余裕を持って準備することが大切です。

ビザ申請にもやたらと時間がかかる

オンラインでの米国ビザ申請作業は2時間くらいと言われていますが、40代の場合はそうはいかないかもしれません。

これまでに留学した履歴を書く、海外に出た経験をリストする、現職の情報を打ち込む、現職の前の仕事についても報告する。さらには、元配偶者についての出生地などの情報や「どのように離婚しましたか?」という質問までありました。

離婚前後の子どもの連れ去り防止やテロ対策で家族関係の把握があるのだろうと思いますが、独身学生時代には書き込む必要のなかったセクションで書かなければならないことが思いの外たくさんあり、驚きました。

タイムアウトに注意

書かなければならない内容がたくさんあるため、タイムアウトには注意です。こまめに保存しながら進んでいるにも関わらず、記入途中でタイムアウトしてしまうことが何回もありました。

そこで、おすすめですが、大学留学を決めた後、申請書類に書き込む内容はコピペできる状態で一括管理しておくと楽です。なん度も同じ内容を別の場所に書き込みますから。詳細はまた別途書こうと思います。



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