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骨せんべいをパリッパリに揚げるには:サクサクパリパリのコツ

先日から魚魚魚〜魚を食べると〜♪みたいな話ばかりしておりますが、そう言えば、「骨せんべいがどうしてもパリッパリにならない…」とのお悩みを数人のお料理上手な友達から聞いたので、書いておきますね。

骨せんべいのコツは、

「強火でカラッと」

ではなく

「弱火ででじっくり」

です。以上。

と、言いたいところですが、もう少し詳しく書きますね。
骨せんべいに限らず、パリパリサクサクにしたいお料理は、弱火でじっくり水分を飛ばすことが大切です。コレがコツです。

なぜ強火だとダメなのかと言いますと、強火だと水分が飛びきる前に焦げてしまうからです。

骨せんべいを例にご説明しますと…

揚げ始めは、魚の水分がたくさん残っている(身が多くついていればいるほど)油がはねてパチパチ音がします。
それをじっくりじっくり弱火で加熱し続ける事で、骨の中の水分までしっかり飛ばせるんです。水分がしっかり飛んでいるからこそのパリッパリ、サクサクなのです。

揚げ上がりの目安は、色ではなく「音」です

しっかり水分が飛ぶと、最初パチパチ聞こえていた油のはぜる音がしなくなります。これが揚げ上がりのサインです。

強火で揚げてしまうと、まだパチパチ音がしているのに写真のような色になってしまい、食べてみたら固くてとてもせんべいとは呼べないシロモノが出来上がっていた、と言うのが骨せんべいの失敗では1番多いと思います。
(もちろん私も経験済みです)

同じように、大葉や海苔の天ぷらも、強火でカラッと揚げようとするとすぐにシワシワと縮んでしまってサクッと揚がらないので、弱めの中火くらいでしっかり揚げるとサクサクパリッと揚がります。

お試し下さいね。

試作のための食材費や、子供達が使いやすい調理器具の購入に使わせて頂きます!