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レジ店員の主張

 ある駅ビルスーパーのレジ店員の話である。

 レジ担当は、客からすれば「なんでもやってくれる」、「なんでも言うことを聞いてくれる」と思い込んでいる人が多い。

 ある日、レジ業務をしていると、会計待ちの客でもない人から、声を掛けられる。

 客らしき人:「百均はないの?」

 レジ店員:「・・・」

 客らしき人:「百均はないの?」と2度繰り返す

 レジ店員:「私は会計業務をすることが仕事です」

 客らしき人:「それが?」

 レジ店員:「会計業務以外のことは、時給に含まれていません。百均をお探しでしたら、案内担当に聞いてください。」

 そう、レジ店員は案内係でもなければ、すべてを知らなければないものでもない。スーパーの品物の会計をすることが業務である。それ以外は、業務として与えられたものでもなく、答える必要もない。会計を間違えることなく、スムーズに客の会計を進めることだけである。

 勘違いしないでほしい。レジ店員は、客のすべてを答える便利屋はない。

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