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科学的+医学的根拠のあるアプローチ

 私がコーチングを知ったのは、大学時代の友人の付き合う彼が学んでいるのをお伺いしたのが最初です。そのときは、なんだか人生をよりよくしていくためによさそうだということは感じたのですが、具体的に何をどうするものなのかは想像がつきませんでした。
 その後、認知科学者の苫米地英人博士の本を、家族が本屋さんで見つけてきたことが大きな転機となりました。苫米地博士がものすごいスピードで、たくさんの著書を世に送り出していた時期だったようで、本屋さんには苫米地博士の複数の種類の”新刊”が並んでいるとのこと。立て続けに新刊を出す著者はこれまで見たことがなく、この方はいったいどういう人なのであろうかと興味をひかれました。

 ちょうどその頃、私は会社で求められる”目標設定”の作成に悩まされていて、自分が目指すリーダー像を探し求めていました。家族が教えてくれた苫米地博士の本の中に、そのヒントを見つけました。
 その後、本を買ってきた家族当人が驚くほどの熱心さで、私の方が次から次へと苫米地博士の本を読みだしました。少しずつ苫米地博士が広めたいと思っている真のコーチングについて学び始めました。

 会社では、長年お世話になった上司が退職し、新しい上司と役員が見えました。新しい価値観、新しい仕事の進め方、新しい指導をたくさん身に受けて、これまでにない残業時間の日々となりました。働き出して初めて休日出勤をしないと仕事が終わらない状況になりました。このままでは、平日の夕食時間は遅くなり外食ばかりになってしまって、家族とほっと過ごす時間もほぼなくなり、体も心も弱ってしまう・・・ともがいていたところ、苫米地博士のコーチングの学校である「苫米地アカデミー」の申し込みのメールを見つけました。
 アカデミーに通うのに必要な料金が、そのときの自分にとっては異次元の設定。しかも平日の昼間からの開催。けれど、その時はなぜか、ほとんど迷いなく即申し込みをしようと私の心が決まっており、役員に「積極的な提案があるのですが・・・」と切り出し、アカデミー開催の日には夕方早退するお願いをしました。
 役員の方からは、私のその切り出し方に対し、「お、だいぶ進化したな」というような一言をいただいた気がします。ちょうどその方自身が、同じような年代の時にそうした学びがあってとてもよかったので、ぜひ行ってきなさいと快諾してくださいました。個性的で強烈な印象の方だったのですが、思いがけず即座に私の「道を切り開くための模索」であることを理解してくださり、ご自身の経験を語ってくれたことをよく覚えています。
 会社の同僚や後輩たちには「何をしているのだろう」とやや怪しまれていたかもしれませんが、そうして私のコーチングの学びが、直接苫米地博士に会いにいくという行動を伴い、一歩深まっていきました。

 コーチングの祖であるルー・タイスと、数々の実績を積み上げてきた認知科学者である苫米地博士が出会い、二人で進化させたコーチング理論。誰か偉大な一人の人物のみが偶然に成し遂げられるものではなく、「脳と心の働き」という科学的な根拠に裏付けられたもので、誰もが学び、習慣に落とし込むことによって再現することができます。

 私は、苫米地博士のアカデミーで2期連続で学んだ後、ルー・タイスご本人と苫米地博士お二人が作り上げたプログラムである「Performance Enhancement Coaching」を学び、プロフェッショナルコーチの認定をとりました。今でも日々学びと実践は試行錯誤しながら続いていて、私の場合コーチングを受けることで劇的な変化が短期間にあったわけではないのですが、振り返ってみると、いつの間にか、あのものすごいプレッシャーを受けながら残業を続けていた日々からは抜け出していました。

 最近、「予防医学」に出会い、その学習を始めた時に、この理論も「医学的な根拠に裏付けられた」ものであり、食事習慣によって身体のパフォーマンスを大きくあげられるものであることを知りました。私の学んでいるコーチングと予防医学の共通点。それは、どちらも「科学的」「医学的」な根拠があり、一方は「脳と心(マインド)」の、もう一方は「身体」のパフォーマンスをあげるものである、ということ。
 この後、どちらも学びを深め自身で実践しながら、家族や周りの人達にも伝えていければと思っています。

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