EAA2Pick攻略
初心者向けの内容はPRO TOURの実況でお馴染みのソーさん(@SopuranoSo)がnoteを書いてるのでそちらを参考にしてください(決してサボれたラッキーなんて思ってないです)
基本的なことはソーさんのnoteを見ればわかると思うので今回はもう少し踏み込んだ内容をまとめてみます。Tier表はつぁんさん(@Shadowverce)のを使わせてもらいます、毎期助かります。
レート配信とかもしてるので実際に試合見たい人はYouTubeのチャンネル登録を是非↓
oya 福岡ソフトバンクホークス ゲーミング - YouTube
今期の環境について
今期は全体的に7ターン目以降に強い動きが多く基本的にこれらのカードを上手く通して8ターン目以降追加の打点札で詰めきるといった展開が多いです。(ドラゴンはPPブースト込みで考慮)
キーになるターンがどのクラスも同じなため先攻後攻の差が顕著に出てくるので後攻を取った時に別の勝ち方があるかが大事でそれを踏まえたうえでリーダー順位を決める必要があります。
・リーダー順位
上位4リーダーに関しては差がほとんどないので実際に触ってみて感触の良さで細かい順位を決めていいと思います。
中堅リーダーはフィニッシャーの出てくるターンが上位リーダーに間に合っていないことが多く(代表例がレジェンドソードコマンダー)、それ以外を見ても純粋にパワー不足感が否めないです。ビショップはカインドブライトを返してください。
参考程度にレート戦績↓
【上位リーダー解説】
ネクロマンサー
・クラス特徴
リソースに不安はあるものの〈奈落の軍曹〉によって八獄フォロワーへのアクセスがしやすく安定感が高い。
なんといってもこのクラスの最大の強みは7t以降の押し付けで
前期まではとりあえず横展開しておけば〈スケルトンブレイカー〉と〈ハイドラ〉のどちらにも強い形になってたけど今期は〈ゴーストバニッシュ〉が加わったことで横展開を裁きながらライフを詰めることができるようになったうえにこのカードは連投すると打点が伸びてくのでロングゲームにも対応しやすくなってます。
7t以降は対応力が高いのですが中盤(4~6t)は盤面処理能力がそこまで高くないので1~3tまでで甘えた動きをすると押し切られてしまう展開も多いのでバランスに気を付けながらデッキを組むのが大事です。
・先攻後攻の立ち回り
〈先攻〉
よくある負けるパターンが
①削り切れなくてリソース切れ
②相手の後4の盤面を処理しきれずに劣勢が続き7tに強い動きができない
のどちらかでそれ以外は普通にゲームしてれば勝てるのでこの2つに気を付けましょう。
①はPick段階でリソースカードを意識して取れば大丈夫ですがこのクラス〈フギン&ムニン〉以外だと手札を増やせるカードがあまり無いので手札の枚数を増やすのではなく葬送して1ドロー系のカードなどで山を掘っていき手札の質を高めるイメージを持ってた方がいいです。
②は除去札をなるべく抱えて返せるようにするか先4の盤面を強くすることを意識しましょう。〈弔魂の幽霊船〉は雑に先4で投げると盤面弱すぎて次ターン以降きつくなるので除去札が足りてないときは5t以降にまわした方がいいことも多いです。
〈後攻〉
後4の〈冥府の中尉〉が安着できれば一気に攻守逆転できるのでそのために後3でどれだけ強い盤面を作れるかが大事です。〈幽体の剥離〉や〈ボーンリボーン〉などで多少リソース面で無理してでも盤面を作っておくと相手が中尉をケアしにくくなるので優勢に進みやすいです。
終盤の進化権はそこまで大事なクラスではないので相手に進化権を要求するような盤面作りを意識しましょう。
今期からは〈ボーンリボーン〉で早期に〈屍肉のハイドラ〉を出せるようになったので要求値はそれなりにありますが狙えるなら6tまでのハイドラ着地を狙うのもアリ(カローンでも可)
・Tier表
7ターン目以降は銅銀のパワーが高すぎて金虹以上の働きをしてくれるので金虹は中盤を楽にしてくれるカードの評価が高め。
・カード解説
前期に引き続き最強枠。前期は後攻だと投げにくい場面が多かったけど今期は後4で〈冥府の中尉〉を投げるだけでまぁまぁ安着する。
ボードが強いのはもちろんだがジャイアントゴーストが消滅カウントを稼いでくれるので〈ゴーストバニッシュ〉の打点がめちゃくちゃ上がる。
〈ネクロカーニバル〉のボーナスは落ちたが5tに投げて破壊されると次ターン〈ボーンリボーン〉でも蘇生できるのでゲーム破壊性能がえぐい(蘇生されたマスカレードが破壊された後のボーンリボーンは6コストのラスワ持ってない方が蘇生されるので注意)
パワー的にはマスカレードと同等のゲーム破壊性能、こっちはマスカレードと違ってケア不可能。こいつがいれば5tまでの盤面勝負がほとんど意味ないのでミロエルが取れてて〈奈落の軍曹〉を何枚か取れてる時は〈冥府の中尉〉を避けてサーチ先を絞っておくと確実に6tに進化を切りやすくなる。
2枚目以降が強くないので〈マスカレードゴースト〉の方が上に置いてるがあまりにもデッキがゴーストに寄ってないみたいな時はこっちを上にしてもいい(隣次第でミロエル優先することも結構ある)
前期までは〈スケルトンブレイカー〉しか大きい打点が無かったのである程度ケアはできたが今期はこのカードのおかげで8t以降のケアが難しくなりました。8t以降の打点が増えたおかげでとりあえず7tに〈スケルトンブレイカー〉を投げておけばどうにかなることが増えてゲームの組み立て方が楽になった(前期は頑張って7点ラインまで詰めてスケルトンブレイカーがゴールだったのに対し今期は7tにスケルトンブレイカーを投げるだけでよくなった)。
また、1コスとしてもかなり優秀で後攻を取った時に1tに投げて盤面に付き合わせたり4tに置いて処理されたらマスカレードのターンにジャイアントゴースト1体増えたりとワザップが多いです。
ハイドラを出したりマスカレードを蘇生したりで中盤終盤で大活躍だけどこいつの一番の強みは1コストで2コスとフォロワーが出ること。このクラス3ターン目に強い3コストの動きがあまりないので後3で無理やりテンポを取りたい時は2コス+ボーンリボーンみたいな動きは結構やります。
デッキに1枚あると安心できるカード。金虹を除くと5,6コストのカードが少ないので5ターン目に中尉+こいつみたいな感じで余った1PPで強い動きがしやすいです。今期はハイドラ以外で墓場の使い道があまりないのでネクロマンス6もあまり気にならない。
ヴァンパイア
・クラス特徴
このクラスの最大の武器は打点・回復の多さ。自分から盤面を作る力はあまり無いですが空中打点カードがついでに盤面処理をしてくれるので毎ターン相手の盤面を裁きながら少しずつダメージを入れていって気づいたら〈パルクールウルフ〉の圏内に入ってるみたいなことが多いです。
今期から自傷カードがかなり追加されて狂乱関係の金虹も使いやすくなりましたが他クラスも打点が多く自傷しすぎると逆リーサル圏内に入ってしまうこともあるので〈パルクールウルフ〉でのリーサルを狙うデッキの場合無理に狂乱に寄せない方が安定します。
・先攻後攻の立ち回り
〈先攻〉
〈パルクールウルフ〉の有無関係なく6tまでに相手のライフを11以下(こちらの進化権が無いなら9)にできるように意識しましょう。パルクール圏内に入れてしまえば6tまでに回復しながらライフを詰める動きはほとんど無いので相手がパルクールケアをしてきた時にこちらの動きやすさがかなり変わります。パルクールが無いデッキだったとしてもここから継続的に顔を詰めていけば気づいたらリーサル取れてる展開は多いです。
〈後攻〉
相手の方が早く7tを迎えるのでミラー、ネクロ対面は自傷のしすぎに注意。後4で強い盤面を作れるクラスではないので進化権の数でアドを取る意識。〈狂騒の悪鬼〉でコントロール気味に戦うか〈スピニングウルフ〉で早めのリーサルを狙うかはデッキと展開次第。
・Tier表
ネクロマンサーと違ってアクセラ、エンハンスで器用にPPを埋められるカードが少ないのでデッキのバランスが大事。悪鬼が取れてない時は自傷札を取りすぎない。
・カード解説
狂乱状態ももちろん強いけど対ネクロなんかは中尉の返しに雑に投げて顔詰めるだけでゲーム終わります。それだけで1位にする価値がある。
ヴァンパイア版カシムローザ、狂乱カウント稼ぎながら八獄の金虹をサーチできるのも強いけど〈威圧の防衛隊長〉の裏に本体を隠せるのが優秀すぎる。
7tにはわりと安定して11~13点出ます。特にあて先は必要になりますがガロダート+〈猛襲の特攻隊長〉+1コス自傷で13点出るのであえて相手の体力を13点で止めて油断させておいて仕留めるみたいな動きは決まるとめちゃくちゃ気持ちいいです。狂乱に入らず進化権があれば特攻隊長のところは〈トロンボーンデビル〉でも可能です。
普通に戦ってると6tに相手のライフが結構削れてるので損した気になりますがこいつを強く使いたいなら6tまでに相手のライフを11以下にしておきましょう。こいつの一番の強みは6tに進化を温存しながら相手の盤面を消しつつ6/6スタッツが立つことです。そうすると相手側に6/6を処理しながら回復or守護立てを要求できるのでゲームを有利に進められます、ちなみに後攻でそんなことできるわけ無いので基本的に先攻カードです(後攻はライフを保ちつつ気合いで投げで悪鬼で耐えましょう)
先3で置くことで〈スピニングウルフ〉を通しにいけたりパルクールケアで守護を置いてきた返しに投げて3点詰めながら守護を処理みたいな動きもできて本当に偉い。毒蛇の方が処理範囲は広いですがこっちは自傷しないおかげで相手のリーサルラインを避けたり暇なターンに結晶置きできたりするので勝利貢献度はかなり高いです。
ネメシス
・クラス特徴
これまで通りのカシムローザを絡めた緩急をつけた試合展開に加えて〈ドールズトレーニング〉、〈遺跡の擬態兵〉がカードプールに加わったことで一生相手にフォロワーの処理強要ができるのが非常に強力。ケア範囲が無限すぎて対面してて一番難しい。
組み方次第でリソースには余裕のあるクラスでカードの組み合わせ方も無限にあるのでゲームが伸びた時の対応力が高い、泥試合にめちゃくちゃ強い。
金虹の偏差は激しいが先7で〈弾哭の執行者・キルザエル〉を投げるだけでイージーウィンできることも多いので初心者にも優しい。
・先攻後攻の立ち回り
〈先攻〉
強金虹を叩きつけて勝つ。他クラスに比べて先攻でPP通りのターンに投げたらゲームが壊れるカードが多いのでまずはそこを目指しましょう。
金虹を引けずにゲームが長引くことも多いですが7t以降のカシムローザ進化+〈遺跡の擬態兵〉みたいなカウンターが強いので多少無理してでも進化権は温存しておくといい場面は多いです。
〈後攻〉
金虹以外は後攻で強いカードの方が多いのでそこまで難しくないです。銀枠のカードが大体進化時効果持ってて盤面強くなるんで後4でどれだけ盤面強くできるか考えましょう。そこからは進化権のトレードを繰り返していけば大体勝ちます。
・Tier表
あくまで金虹で戦うのがメインルートになるので金虹の受けを作りながらPickしていく(主にオーキス受けの人形生成やマグナセイバー受けの宴楽など)
〈ドールズトレーニング〉と〈遺物の擬態兵〉は合わせて2~3枚、〈マリオネットダーリン〉と〈黒錆の下っ端〉は金虹7コス帯含めて2~3枚みたいな感じで同じコスト帯で役割が被るカードは取りすぎないように。
カシムローザが大量に取れてる時はローザ2枚目以降を気持ち高めに、逆にカシムが取れてなくて4コス帯を結構取ってる時はローザの評価低めで。
・カード解説
卍最強卍
7コストに強いカードが多い環境なので6tに投げて先にボード作れるのは偉いです、オーキスやミロエルの評価が高いのも同じ理由。
場残り性能が高すぎる。先攻で人形を失わずにテンポ取れるのは流石に強いです、ドールズトレーニングとの相性◎
ドラゴン
・クラス特徴
8t〈ダンスクラブ〉→9t〈砕石竜〉で21点出るので勝ち方が一番明確なクラス。八獄シリーズでPPブーストも追加されたので偏差はあるが最大値も高くプレイも簡単寄りではあるので一番初心者向けのクラスですがPickが奥深すぎていまだに理解し切れてない。
おそらく今期の最大値↓
・先攻後攻の立ち回り
〈先攻〉
PPブーストして先7までの〈ダンスクラブ〉着地を目指すのが一番簡単なルート。PPブーストできていない時は〈ヘイルドラゴン〉などで7tに強い盤面を押し付けながらライフを守り先8でカニ安着を狙うと上手く決まりやすいです。カニが無い時は〈トカゲの騎兵〉などの疾走札で削り切りましょう。
〈後攻〉
後手で強いカードはほとんど無いので気合いで2ランプして実質先攻になりましょう。それができない時はとにかく相手の進化権を貰えるような盤面作りを継続的にするしかないです。回復が多いクラスではないのでなるべく体力を高い水準で保てるように心がけましょう。
・Tier表
武装に寄せられそうな時は〈レーヴァテインドラゴン〉をSレベルまで上げていい(目安は3体くらい)、八獄があまりにも少ない時は〈倒壊の襲撃者〉はBまで下げて大丈夫(最後の銀枠提示の場合D)
・カード解説
今期はPPブーストに価値がありすぎるので手札2枚捨てるくらい許しましょう。基本的にはPPブーストと武装ギミックの両立を狙うのは難しいのでドラゴウェポンを捨てることが多いです。
覚醒状態に入ってしまえばリソースカードはそれなりにあるのでなんとかなります。
〈亀裂の盗人〉と組み合わせることで大量ドローできます。普通に3tに置いても強いので2枚あると安心ですが銀枠は欲しいカードが結構あるので2枚目以降の評価は下がりますが1枚目はSランク。
中堅リーダーの簡単な解説
今回は上位リーダーをメインに解説するので中堅リーダーの勝ち方、逆に対面した時のポイントを軽く解説します。
・ウィッチ
今期加わった八獄シリーズの恩恵を一番受けてるクラス。
細かい打点が多いのが特徴でヴァンパイアやネクロマンサーのように特定の大きい打点に依存してない分詰めきる速度だけで見ると一番早いかもしれない。AOEも多いのでフィニッシャーがいない場合ある程度相手の盤面を放置してでも相手リーダーの体力を削りにいった方がいい場面は多い(ネメシス対面は除く)。
・対ウィッチ
最低限のケアラインとして〈群青の魔女〉は常に意識しておく。他の除去札でも3点ラインが多く体力4のフォロワーを2面以上立てられると処理が苦しくなる場面は多い。〈魔眼の行使〉をケアするのは難しいが打たなくてもなんとかなる状況が続いてしまうと8ターン目以降に魔眼+管弦などでライフレースを逆転されてしまうので7ターン目までに吐かせる意識は持っておいた方がいいです。
・ロイヤル
全クラスの中で圧倒的に回復量が多いのが特徴、アグロ寄せに組んだヴァンパイア相手なんかだと回復してるだけで勝つこともある。盤面を作る力もそこそこあってリソース面も〈海原の斥候〉や〈忍具の放出〉と新弾ボーナスもかかってるので安定感は抜群です。こう聞くとちょっと強そうに見えますよね、どうして中堅なんでしょうか。
ここでローテーションで大活躍のロイヤルのデッキリストを見てみましょう。
ここから金虹を抜くと
そういうことです。
本当に銅銀にフィニッシャーがない。カードパワーだけで見れば〈望遠の船長〉だけはやれる顔してるんですけど財宝を加えすぎるせいで2ターン連続で投げたりしたら間違いなくハンド溢れます。今期の八獄シリーズの条件(財宝7プレイ)を達成しようとすると財宝だけで7PPも使わないといけないので他クラスに対してどうしても速度で負けるしで再現性のある勝ちパターンがあまり存在しないです。
勝つ試合は基本的に泥仕合に落とし込んで気づいたら勝ってたみたいな展開が多いのでそんなイメージでいるといいです、強いて言えば〈鉄壁のガードナー〉に苦労するクラスが多いのでガードナー裏に強いフォロワー出すみたいな動きはオススメです。
・対ロイヤル
〈鉄壁のガードナー〉だけは常に頭に入れておきましょう。
回復量は多いですが打点は少ないのである程度ボードを放置してでも顔を詰めるみたいな動きは結構有効です。相手フォロワーがこちらのフォロワーを上踏みできる状況だとヒーローギミックを使われてしまうのでそこだけ注意。
ボード処理がそこまで器用なリーダーではないのでネメシスのカシムローザやウィッチのスペルブースト絡みで緩急をつけたゲーム展開にするとロイヤル視点結構キツイです。あとドラゴンはカニ投げてればほとんど回答無いです。
・エルフ
わりと早期にBAN確定してそこまで詳しくないのでBAN理由だけ
エルフもフィニッシャーの速度だけで見れば上位4リーダーと変わらないけど後手で捲る手段が見つからなかったのが一番の理由。空中打点が多い環境なのに回復がほとんど無いのも苦しい。ただエルフで勝ってる人もいるみたいなので可能性はあるっぽいってことで中堅に置いておきました。
・対エルフ
先攻は基本的に自分の動きをして7,8tにリーサルラインになってる展開を目指しましょう。後攻の場合は相手の進化権を切らせられる展開を続けることを意識して特に〈野生の目覚め〉を強く使わせないように頭5以上のフォロワーを立てられるのが理想。終盤は〈ビーストランサー〉で詰むことのないように除去を抱えるか大きめのフォロワーを立てるかしましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?