なぜVtuberは流行ったのか(ハマったのか)

最初に

ねこますさん&夜枕ギリーさんの配信を見て、思ったことを懐かしみながら書いていきます…動画を見てない人はぜひぜひ
https://youtu.be/3DZYIwRk5e8
https://youtu.be/9Cs8nSt_frE
※本文を書くにあたって、私は黎明期のVtuberしか見ていません、現在のVtuberとは異なるところがあるかと思われますがあしからず…!!

なぜVtuberは流行ったのか

ねこますさんと夜枕さんは、オタク層という新しい層をyoutubeという新しい文化に巻き込んだということや、バズった時点ですでに動画が多くありyoutubeに長く滞在できたこと、逆に需要に対して供給が少なく、芋づる式にいろんな動画が見られた、などに触れています。

私は、「今までのオタクコンテンツ 対 youtubeというプラットフォーム」ではなく、「youtuber 対 Vtuber」という目線で見ていきたいと思います(自身の思い出を振り返ります)。

結論として、youtuberと違うところ、そして私がVtuberにハマったきっかけは、「応援したい」「推したい」という欲求を気楽に叶えてくれたから、が大きいと思います。

①キャラクターが存在する=応援イラストが描ける

いまや配信者が皮を被っただけと揶揄されるVtuberですが、今回の動画を見て、たしかに皮を被るという文化を与えただけでも効果はあったのかなと思いました。
キャラクターが3Dであれ2Dであれ存在すれば、イラストで応援することのハードルが一気に低くなります。我々オタクはイラストが描ける割合が多いと思っていて、また人のイラストを楽しむ文化も培われています。
そういった面で、本人のイラストを描いて応援できるというのいうのは大きかったなと感じています。
(その面から、初期服は作画コストが低い人のほうが流行りやすいのでは、と仮説を立てています…)

②Twitter文化=応援するコミュニティを作りやすい

youtuberと違う点として、オタクだからこそのTwitter文化が根強かったから、というところも私がハマった理由のひとつだと考えています。本人がTwitterをやっている、というのは実写のyoutuberでもよくある話だと思いますが、イラストを描いたりハッシュタグをつけたらVtuber本人が反応をくれる、またはファンの人たちが反応をくれてそこから仲良くなる、というのは非常にありがたかったです。
Twitterがあるおかげで、本人とファンの間の関係だけでなく、ファン同士の関係が築きやすいと感じています。
youtubeだけでVtuberを楽しんでいた2018年3月ごろまでと、twitterを用いてファン活動を始めた2018年4月以降では、私のハマり具合は確実に違いました。
この辺りは地下アイドルのそれに近い気がします。応援している人たちが近いというのはかなり自分に影響を与えました。

③成長ストーリーを見ることができる=応援しがいがある

これは日本独特の感覚かもしれません。日本のアイドル文化にもこの一面あがあると思っています。
韓国アイドルが好きな海外の友達曰く、「日本のアイドルはデビューしてからアイドルになるために努力するが、韓国のアイドルはデビューまでにプロのアイドルとして鍛えられている(私はプロのアイドルが見たいから韓国アイドルが好き!)」とのこと。日本のアイドルは成長ストーリーを楽しんでる形になります。
リアルに限らず、オタクはマクロスFとかラブライブとか成長してステージに立つストーリー好きですよね!(雑すぎてガチファンから反感買いそう)
推しが応援する過程で成長していく姿は、黎明期にはかなり見ることができたので、これもハマる原因だったと思います(四天王 in SSAは泣いた…)。
今も、2Dから〇万人突破で3D化!といった形がとられていますし、応援することで成長する、というのがVtuberは形骸化しやすく、ハマる原因となっていると思います。

おまけ:人と絡むところが見られる

応援というテーマとは軸がそれるし、youtuberにも言えることだと思うのですが、ねこますさんと夜枕さんの動画で触れていたのをみて言いたくなったので。
お二人の動画では、絡むことである程度お互いのファンの数字が流れる、という旨の話をしていましたが、個人的には、絡むこと自体がある程度の数字を持ち込んできていると思いました。
これも、日本のアイドル文化に言えることだと思います。
1970年代のアイドル流行期は、一人または二人程度のアイドルが多く、歌唱力や可愛さ、ダンスで人気を博していました。
一方、現在のアイドル流行は、大きいグループで活動し、歌やダンスよりも配信やエンタメ番組で勝ち上がっていくことが多いと思います。
〇〇ちゃんと××ちゃんの絡みが最高、といった切り抜きもよく見ますし、表現できないですが、なんというか、可愛い子たちがわちゃわちゃしてるだけで最高なんですよね…。
以上から、Vtuber個人ではなく、Vtuber同士の関係性を求める人は多いのではないかと思います。
(グループでもなんでもない人たちをV四天王とグループ化していたあたりからもその片鱗は見えるかと思います(古のオタク))

さいごに

こうやってまとめると、Vtuberと現代のアイドル文化は近いものがあるなと思いました。Vtuberは地下アイドルと一緒とか言われたりしますしね…。
アイドル文化と違うところとして、V本人がキャラクターであることで、人ではなくコンテンツとして捉えてしまい、ちょっとおかしい方面に進んでいるような気はします(私は前にバスったこの記事にかなり共感しています)。
それはまた別の機会に触れられたら触れるとして、今回の記事はこれで終わりにしたいと思います。
みんな推しは推せるときに惜しみなく推そうな…!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?