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自分を客観的に見る

自分の体型をどう思うかと、実際の肥満度は一致しないようです。肥満でない人でも「太っている」と思っていたり、肥満であるにもかかわらず「普通」と思っている人がいたりするようです。持田は電車のドアの窓の幅と、自分のお腹の厚みが同じくらいであることに気づいて「かなりの肥満」と再認識しました。

さて、学力や学習状況についても、自分を客観的に見ることができるかどうかは大切なことです。確かに、私大専願の受験生が現在の模試の結果で自分の状況を把握するのは難しいと言えます。英語とか国語のような教科は特に得点できている原因、あるいは得点できていない原因を自力で突き止めることが難しく、その結果自分の状況を過大評価したり、過小評価したりすることが頻繁に起こるようになっています。

特に過大評価の傾向が最近は強いように感じます。その背景には「自分の実力はこんなものではない、もっとできるはずだ」という認知的不協和があるようです。この状況をどこかで見直す機会がなければ、受験は失敗へと向かっていきます。以前から持田は、基礎を学ぶ以前に基礎を学ぶ必要を認識することの重要性を指摘してきました。合否の分かれ目はここにあることを改めて強調しておきたいと思います。

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