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本当は怖い選択式問題

記号を選んでマークシートに答える問題。こうした問題は記述式の問題と比べて楽な問題であると思っている受験生が多いようです。確かに適当にマークしておけば正解できるかもしれません。適当に記述することに比べれば確かに楽です。しかしながら、正解できるかもしれない問題が何題あっても合格可能性は上がりません。合格に迫るには正解できる問題を積み重ねていく必要があります。

選択式問題に真剣に取り組むようになると、あることに気づきます。それは選択式問題には中間点が設定されず、「惜しい人」も「何も考えないで選んだ人」も不正解であれば得点なしとなります。完答ゼロでも部分点を積み上げで合格できる可能性のある記述式との大きな違いがここにあります。特に問題数が少ない場合は、1題あたりの配点が相対的に上がりますから、ちょっとしたミスが、積み重なって大きな得点差となる可能性があります。

難関私大では、一般入試における個別試験での入学定員が少なくなっています。こうした状況の下で、私大個別試験の主流である選択式問題において解答の精度を欠いたまま本番に臨むようでは合格は望めません。解答の精度を上げること、そのために英文の理解や表現の上げること、そしてそれらが可能となるように文法や語彙の知識を確実なものにしていく。こうした学習が求められるわけです。

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