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シニア層のアクティビティ歌謡大会

歌謡大会というのは公民館とかそのぐらいの大きさのホールで、主に高齢者、年齢にしたら60代以上から80代の歌の好きな方が、一人一曲、自分の持ち歌を舞台の上で、カラオケで歌う催しのことです。

大体朝から夜まで1日大会をやっています。先日私が参加させていただいたのは約160人参加してました。朝から晩までずっとひっきりなしに、一人一人がどんどんどんどん歌っていきます。

どういう人がそれに参加するかというと、もちろん歌が好きな人なんですけれども、歌が好きだからと言って誰でもそれに参加できるわけではありません。

例えば歌唱指導する先生がいて、そこのお弟子さんみたいな感じで、教室に通って、そうするとその歌唱指導の先生たちが、ある地域で開催される歌謡大会に自分のグループからはこの人が参加します、というふうにその先生を通して申し込んで参加費を払って参加することができます。アマチュアの会なので参加費が必要です。

歌唱指導の先生がグループの代表だったり、あとはカラオケスナックのママさんがグループを束ねていたりして、複数の団体が参加するメンバーを募って、合わせると160人ぐらいになるんですね。

ときたまプロの作曲家の先生が批評してくれたり、参加者に順位をつける歌謡大会もあります。

当日は参加するひとはみなさんものすごい着飾ってきます。赤、青、黄色、黒、、、キラキラのドレスを着て歌います。背中がどわぁーっとあいちゃってるドレスとか。ネックレスもキラキラ、髪の毛もバッチリセットして、付け睫毛、メイクもして本番に臨むんです。

あのエネルギーというかバイタリティーは本当すごいといつも思います。
男性の方も和装、袴で登場する方もいます。
その人その人の個性で自分の日頃の歌の練習の成果をそこで発揮すると、そういう歌謡大会。歌を歌ってる方はみなさんお元気!

歌謡大会に参加したい人は、常連になっているスナックだったり、歌唱指導の先生の教室に通ってたり、そういう母体となるグループに参加してないと基本的には歌謡大会には出られないんです。

参加者は女性が多いのですが、本番用の衣装を着て、舞台に立って、歌を歌う方は気の強い女性が多いです。プライドが微妙に高く、他人に厳しい。そして、まわりからはちやほやされたい、という。

例えば、あるグループに所属していても、そこでちょっとわがままだったり、長くいると「あの人好きじゃない」とか、「あの人気に食わない」みたいになって、居づらくなる。そういう人はやがて別のグループに移動していって、もといたグループの先生のことや、スナックのママさんのことを悪口を言って、別のところに移動していくと。別のグループも、そういう人なんだなぁと思って受け入れたとしても、数ヶ月、数年経つと、また同じようにその人が居心地が悪くなって、さらに別のグループに転々としていくみたいな。

そんなことをして数年経つと、あら、最近大会に出てないわね、という感じのおばあさんというか、おばさんがいたりします。

年を取っても、調和を乱す人もいるし、自分の居場所を見つけて好きな歌を歌い続けられる人もいる。年を取ると我が強くなります。

先日、私が歌う前に並んでいた女性の方、運営にめちゃめちゃケチつけていたんです。もう自分の出番が次の次で、舞台袖に待機してる状態なのに、運営のおじいさんに対してイライラしている。運営がなってない!ってダメ出ししてるわけです。

 これから歌歌うんですから、そんなに怒らないで。
 頑張ってくださいね!

と私が隣から励ましたら、

 それどころじゃないわよ!!!

って、もっとイライラしちゃって(笑)

そういう様子を見るのも歌謡大会に参加する楽しみだったりします。

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#シニア #歌謡大会 #歌好き #カラオケ

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