見出し画像

糠漬けアレンジ・つけもの録/その9

デビューから一月以上経ったので、基本の漬物以外に着手をはじめました。今回は、前回漬けた結果報告として、昆布とスルメイカの感想です。

昆布については身の薄い出汁用を使っているため、水分を含んでだいぶ柔らかくなっていました。風味は糠が強く昆布が弱くなっており、塩分もあるため白ご飯に最適でした。
野菜から出た水分を乾物に吸わせるというテクニックがあると聞きましたが、この昆布では薄すぎて効果が無いと感じましたが、美味いです。

スルメイカについては、驚きました。水分を吸って柔らかくなった感については、ともすれば歯ごたえの良い刺身とは言いすぎまでも、身のしまったイカの食感が戻っていました。厚みはもどりませんが、硬質な音がするくらいの乾燥した状態から、指で裂ける状態にまで戻っていました。
味については糠感と塩味とスルメ独特の生臭みが相まって、まさに日本酒の肴といった風格。米よりも酒です。
半身を漬けて一週間は放置した半身がまだあるので、しばらくは楽しめそうです。

乾物二種を漬けてみました。乾物は上記のとおり水分調整と糠床への風味付けという効果があるとされていますが、実際にはまだどちらも実感はありません。ですがまだ一月も経っていないことも事実。風味付けについては、もっと育ててからを期待します。
これから夏野菜が出回る季節。それまでに鍛錬を積ませて、我が家で最高の糠漬けを目指します!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?