異業種間交流会『ブレンドの会』
『ブレンドの会』は東紀州で活動する様々な人が集まるコミュニティです。
『ブレンドの会』は『異業種間交流会』と銘打っている通り、様々な業界で活躍する人が集まり、それぞれの業界の動向の最新情報の提供・交換をし、お互いの事業・活動・起業に活かすためのヒントにしたり、お互いの『困りごと』を解決するための『互助』を目的とした集まりです。
飲食業、製造業、製材業、不動産業、金融業、保険業、建築業界、法律業界、デザイナー、フォトグラファー、地域起こし協力隊などが参加しています。
それぞれの個性が混じり合い、お互いがお互いを引き立て、互助することから『ブレンドの会』と名付けられました。
月一回、顔を合わせ、近況を報告し合います。
色々な職業の人が集まり、それぞれの業界で取り組まれている最新の情報を交換したりします。
あるいは月ごとにテーマを決め、それについて話しあったりもします。
例えば『SDGs』がテーマになったこともありました。
『SDGs』とは何か?というところから始まり、『SDGs』の取り組みが今、なぜ、企業に求められているのか、そのメリットやそれぞれの業界でとられれている企業戦略についての情報交換などをしました。
他には『デザイン』がテーマになったこともありました。
デザインをテーマにした回では、商品を作る人、web関係の知識に明るい人や、デザイナー、フォトグラファーが集まり、総合的・多角的な観点からデザインを検証しました。
他には『飲食』がテーマになったこともありました。
偶然、飲食店を始めた人は移動販売を始めた人が相次いだタイミングがあったので、それぞれにお声かけをして集まってもらい、それぞれの活動内容について報告してもらうとともに、悩み事なども言ってもらい、みんなで一緒に解決を探ったり、法律の話をしたりしました。
通常、建築業界の人が集まって建築業界のこれからを考える集まりはありえます。
保険業界の人が集まって保険業界のこれからを考える集まりはあります。
同様に、農業、林業、漁業、飲食業、金融業、医療、小売業、芸術活動などに関わる人が、同じ業界の人と話をする機会はあります。
しかし、これらの人たちが集まって、互いの業界についての情報交換をする場はなかなかありません。
単純に、他の業界の最新動向を知るのは面白いのですが、交流をすることによって、あるいはそこに自身のビジネスに関するヒントやチャンスとなる情報を得られる場合もあります。
もしくは単純に『色々な業界の人と知り合いになれる』というメリットがあります。
例えば、保険業や行政書士さんや、住宅メンテナンスに関する人と友達になることができれば、それに関する困りごとをフラットに相談できる関係性が築けます。(それが後に仕事につながったりします)
防災をテーマに話しあったりもしましたし、個人的にはそれまで築いてきた『ブレンドの会』での関係性や情報網が、『コロナ』という状況において大変有益に働くことを実感しました。
(補助金や給付金の情報、その申請の仕方、申請できる種類、相談先、または、業種転換のための法的なアドバイスなどを知ることができました)
もし尾鷲に移住して、知り合いもいない状態の人が、この『ブレンドの会』に参加するだけでも多くの友達ができますし、日々の暮らしの中での困りごとを相談する相手がたくさんできます。
(行政サービス・健康・子育て・介護・住宅メンテナンス・遺品整理・引っ越し・解体・車両整備・保険・などの知識を持ち合わせたメンバーが参加しています)
『仲間を増やしたい』『友達を増やしたい』『同じ悩みや不安を抱える人と、励まし会える仲間を作りたい』という方におすすめです。
会場は主に尾鷲市のカフェスケールを使っています。
元々は少人数で始まったコミュニティで、参加メンバーは尾鷲市商工会議所青年部のメンバーともよく被っていますが、厳密には商工会議所青年部とは別の活動とし、名前にも『尾鷲』を付けずに細々と活動していました。
極力、行政的なイメージや堅苦しい会議のイメージを避け、、地域を限定させてしまうようなネーミングを避け、世代、業種、地域を問わず参加できる工夫を施しています。
会場もどこかのコミュニティセンターの会議場を使うのではなく、カフェを使っているのは、極力参加するための敷居を低くしたい、という思いからです。
そのこともあってか、最近では20名を超える参加人数になることも多く、参加地域も、紀北町、尾鷲市、熊野市、御浜町、新宮市からも参加があります。
テーマについて話し合い2時間ほどで会は『とりあえず散会』します。
2時間経ったタイミングで一度閉会し、残れるメンバーは引き続き残り、あとは個々に、気になった人と交流する時間を設けています。
散会した後の時間を便宜上『アフタートーク』と言っていますが、アフタートークの時間が実はとても大事で、その時間を使って、個々の悩み相談が始まったり、カウンセリングが始まったり、具体的なビジネスの話に発展したりします。
そういう雰囲気がこの『ブレンドの会』の最大の魅力だと個人的には思っています。
(行政の企画や企業の会議では、アフタートークの時間が取れないことが多いので)
個人的には、自分で把握できる範囲内において、最も有効性・実利性が高く、最も『役に立つ』のがこの『ブレンドの会』だと思っています。
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