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アイアンドーム?

ウクライナのゼレンスキー大統領は2022年3月20日、イスラエルの国会で行ったビデオ演説の中でミサイル防衛システムの提供を求めた。イスラエル国防軍は、「アイアンドーム」と呼ばれるミサイル迎撃システムを配備している。イスラエルの軍事企業Rafael Advanced Defense Systemsと航空機メーカーのイスラエル・エアロスペース・インダストリーズがアメリカの支援を受けて設計・開発したもので、2021年5月のハマスによる攻撃では、ロケット弾やドローンの9割を迎撃したという。また、イスラエルでは、2020年8月から地上配備型のレーザー兵器の運用も始まっている。

イスラエルの防衛システム企業エルビット・システムズとイスラエル航空宇宙軍は、航空機に搭載するレーザー兵器システムを共同開発。2021年に地中海で行った実証実験では、セスナ機に搭載した試作品のレーザー兵器で、1キロ先のドローンを100%確実に撃墜したとしている。レーザー兵器は弾薬や弾を込める時間が必要なく、1発当たり3.5ドルと従来兵器に比べてコストは桁違いに安いという。イスラエル国防省は、約20キロの有効射程距離を持つ航空機搭載レーザー兵器の実現を目指している。

※ 見出し画像にはPixabayのフリー素材を利用しています。

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