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達人この夏
先週、主担当の講座が無事に終了。
何日か連続で同内容の研修であった。
1日目。
緊張しっぱなし。
お得意の早口にもなってたようで、反省。
2日目。
余裕が出てきた。
急な対応もなんとかチームで解決。
3日目・4日目
リラックスして臨めた。
話している時に視線も多少は意識できた。
同じことを繰り返していると、前回の反省点を直接改善することができるので、上達を感じやすい。
外から見たらまだまだかもしれないが、自分としては「ゆっくり落ち着いて話せた」ことは少し自信になったかも。
何かの上達を目指す時。
地力を上げることも重要だが、心を整えることも同様に大切だと思う。
どれだけ力を秘めていても、それを本番で出し切ることができなければ意味がない。
今回の研修で言うと、「ゆっくり落ち着いて話す」ことが大切であるというのは前からわかっていることだし、家で1人で話すなら簡単にできる。
ただ、それを本番でできるかというと、必ずしもそうではない。
いわゆる、プレッシャーに強い人、緊張しない人というのは、心を整えるのが上手な人もしくは心が乱れにくい人といえる。
人前に立つ仕事をする人は、強いメンタルが必要不可欠である。
例えばお笑い。
M-1でも3回戦以降で「この人緊張してるな」と感じさせる芸人はほとんどいない。
例えば歌手。
歌番組をみていて「緊張してる」なんて感じたことは1回もない。
これは、心を整える方法を心得ているからであるといえる。
今読んでいる「見抜く力/小川一郎」には、このようなことが書かれている。
"達人は、大きくゆっくりと動く"
これは達人が平常心を保つことに長けているからだともいえる。
平常心を保つようにする!よりも、大きくゆっくりと動くようにする!と言った方が自分でも意識しやすいので、当面は大きくゆっくりに気をつける。
具体的には以下の通り。
・ゆっくり話す。
・大きなジェスチャーを使う。
・場を大きく使う。
・表情を豊かに。
・目線をゆっくり動かす。(1人ずつ目を合わせてアイコンタクトするイメージ)
・おおらかな気持ちで。
・間を恐れない。
どれも緊張していると難しいものばかりである。でも、できるようになりたい。
この夏はありがたいことに人前に立つ回数が多いので、どれも「貴重な場」として人前に立つ。
そして、この夏が終わった時に「前よりも平常心保ってられるなぁ」と感じられたら、昨日行ったコストコで買った特大スナックと共に美味しいビールでも飲もう。