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お笑い芸人になったらお笑いライヴに出演しよう

前回「お笑い芸人に絶対なれる方法」を書いた。
おそらく読んだ方のほとんどが
「いやいやそれは・・・」
と思ったことだろう。
だけど、お笑い芸人に誰でもなれるのである。
問題は
お笑い芸人を続ける。
お笑い芸人を仕事にする。
お笑い芸人で食い続ける。
これが、誰にでも簡単にできないということ。
当たり前じゃ!と思うだろうが、
続けようとも、仕事にしようとも思う前に
「お笑い芸人になんてなれないや」
と諦めてしまうほど、お笑い芸人になりたい思いが薄い人はともかく、
お笑い芸人になりたい!
という気持ちが強い人は、
まずお笑い芸人になってみよう。

「僕はお笑い芸人です」と言う。
SNSやブログを始めて、肩書きにお笑い芸人と書く。
これでお笑い芸人デビューです。

さて・・・次はどうしよう。
お笑い芸人になりたいくらいだから、伝えたい笑いの一つや二つはあると思う。
それを他人に見てもらい、面白いか面白くないか。
才能があるのかないのか。
それを判断してもらわないと、お笑い芸人としての一歩が進めない。
どうするか???
名のある芸能事務所やお笑いライブでネタ見せの時間がある。
その名の通りネタ見せで事務所の関係者やお笑い作家、構成作家みたいな
いかにも偉そうだったり怖そうな人の前でネタを披露し、
あぁだこぉだとダメ出しをされて、基準に達するとライヴに出られる。

といっても
「今日からお笑い芸人始めました」
という人が、いきなりネタ見せに行っても合格する可能性は低いし、
そもそもそこで合格するくらい才能があるなら、こんなブログ読んでいるはずもない。

今日からお笑い芸人を始めた人が最初に出る舞台。
それは、名のないお笑いライブ。
前回も書いたが地下芸人という言葉が定着している。
芸能事務所やメディア主催じゃないライブ。
インディーズライブということもあるが、
プロもアマも混ざっているからか、芸人のライブは
インディーズより地下ライブという言葉の方がしっくりいく。
SNSなりGoogleなりでお笑いライブ 出演者募集 と検索してみよう。
たぶんあなたが想像する以上に情報が出てきます。
東京大阪といった大都市はもちろんのこと、
その近郊の都市や町、
それから地方都市でも多くのお笑いライブが開催されている。
そりゃ1万人以上の人がM-1の予選に出場する時代だ。
それなりに人がいて、ライブのできるスペースがあれば
お笑いライブが開催されているのだ。
そして地下に潜れば潜るほど、そのハードルは下がる。
参加者募集
の中には
初心者でもお笑い好きなら歓迎
という信じられないほどハードルが低いライヴもある。

なぜか?
それは
・出演者から参加料を取る
・出演者に集客してもらう
これが目的だからだ。

たとえば地下芸人仲間でお笑いライヴを企画する。
一緒にやろうぜ!と声をかけたら6組が出演するとする。
会場費など諸々経費が5万円とする。
6組ならひと組頭8000円ちょっと。
6組とも漫才コンビなら1人4000円程度払えばライヴを主催できる。
あなたがサラリーマンだったリそれなりに収入があれば4000円くらいと思うでしょうが、芸人の多くは貧乏。この4000円の捻出が大変だったりする。
そこでSNSで募集する。
「●月●日△△△お笑いライヴ出演者募集」
参加費3000円として4組集まってくれれば、
ひと組の支払額が6000円程度になる。
さらに出演者が増えればお客、入場料も増える。
そうすると自分たちの負担(持ち出し)も減る。
うまくいけば収益が出るかも。
収益。つまりギャラ。
もっともこの規模のライブなら、いいとこ打ち上げ代でギャラは消えてしまうが。
ということでこの規模のお笑いライブをしている人からしたら
・参加したい人
・見に来る人
いずれもお客様だったりするのだ。

踊る阿呆に見る阿呆同じ阿呆なら踊らにゃ損損
という言葉があるが、
入場料を払ってお笑いライブを見るか
参加料を払ってお笑いライブに出演するか

あなたはどちらを選びますかって話なのです。




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