#3 売りもの用に竹を切る(解説付き)
生活費を得るために、いよいよ売りもの用の竹を切り出していきます。
経緯については、過去の記事をご覧ください。
ちなみに、売った竹は紙の原料となるらしいです。
売りもの用の竹の切り出し方
竹の選定
まず、切る竹を選定していきます。
目安は以下の通りです。
根本が黄色くなり黒ずんでいる
節が黒い
枝が枯れている
葉が少なく勢いがない etc
など、を基準に選んで切っていきます。
このような竹を選ぶ理由ですが、古い竹は、もうタケノコを産まないからです。私が読んだ技術書によると、竹はタケノコから成竹になって4〜5年でタケノコの生産量がピークになりそれ以降は減少するのだそうです。
よって、古い竹は、タケノコは産まないが土中の養分は吸収してしまうということで、タケノコを売ってお金にしようと思っている人にとっては不要となるようです。
ということで、私もいずれタケノコで生活費を捻出することを考えると、古い竹を優先的に切っていった方がいいということになります。
(竹には人間の都合で切ってしまって申し訳ないですが。。)
例として実際に選んだ竹の写真を貼っておきます。
実際に竹を切ってみる
それでは、実際に竹を切ってみたいと思います。
切り方は単純に根本から切っていきます。
この竹はもともと傾いていたので、下の写真のようにチェンソーを置いてある方から刃を入れていきます。すると、左側に倒れていきます。
売りもの用の規格にバラす
それでは、指定された規格にバラしていきます。
その前に、買取業者さんから提示された規格を整理しておきます。
【竹の種類】孟宗竹(太い竹は大体コレだと思います)
【竹齢】 3年以上(前述の基準で選べば問題なし)
【長さ】 2.4 m 3 m 4 m のいずれか
【太さ】 5㎝ 以上(外径)
ということで、今回は長さ 2.4m 、太さ 5 ㎝ 以上になるようにバラしていきます。
まず、太さが 5 ㎝ 以下の部分をカットします。
見ただけでは太さがわからないので、ノギスで測ってカットします。
次は、長さを 2.4m になるようにカットしていきます。
毎回 2.4m を測るのは面倒なので、あらかじめカットしておいた、軽量の鉄パイプを当てていきます。
そして、カットする部分にチョークで目印を書き、切っていきます。
無事カットを終えたら、次は最後の仕上げです。
2.4m ごとにカットした竹の内、先端に近い部分は枝がついていました。
枝がついているものは買い取ってくれないそうなので、枝を落としていきます。(チェンソーでカットするだけ)
少し長くなりましたが、この1本の竹からは、3本の売りもの用の竹が採れました。竹自体は4分割したのですが、先端の1本は 2.4m に満たなかったので破棄となります。
あとは、この作業をひたすら繰り返していくことになります。
まとめ
いよいよ飯のタネを得るために、竹を切り始めました。
正直、地味だし今どき流行らない肉体労働です。
ですが、一人でマイペースに、自由にできるところが気に入ってます。
それに、山もキレイになっていきますし、自然と戯れるのも癒されます。
実際、これでどのくらい稼げるのかわかりませんが、やれるだけやってみようと思います。
次回は、売った結果を記事にしたいと思います。
ありがとうございました。
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