在米大学教員/研究者 双子出産記(1)
いろいろな学会での女性の研究者の集い、パネルディスカッションなどで、子供を産むのにBest Timingというのはない!といわれているのを耳にしていましたが、ついに自分が体験することになりました。
自分の周りを見ていると、女性の研究者で子供を持っている人はたくさんいます。テニュアトラックが終わってから子供を持つ人が多い気がしますが、テニュアトラック中に出産している人ももちろんいます。
自分自身、子供がほしいのか長い間よくわからず、本当にほしいのか、仕事と両立できるのか、いなくても幸せに生きていけるのかなと思っていました。
コロナで生活が変わり、価値観も少し変わり、子供をもつのもいいのかなと少しずつ思いはじめました。自分のラボも少しずつ軌道に乗って、研究費の見通しもつくようになり、ラボメンバーも育成され、増えてきました。子供をもつかもたないかは今までの人生の中で一番くらいの大きな決断だったように思います。テニュアをとってからでは年齢的に子供を持てるかどうかわからないし、もつならばこのタイミングがBetterだなと思いました。
一番の心配事は、妊娠した後の体調、出産した後の体調、育児で忙殺されてしまい仕事ができるのか、ラボを維持していけるのか、テニュアがとれなかったらどうしようなど、いろいろ心配ごとがありました。まだすべてに関する答えはでておらず、子育ては始まったばかりですが、出産して本当によかったと思っています。
この後のポストでは双子妊娠中のこと、出産、仕事のやりくりなどについて書いていきます。