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最高で大好きなシャニマス3rdツアーの、たったひとつ最低で大嫌いなところ

※本記事で記載したころの”思い”は、基本的には変わっておりませんが、後に記載した記事(ライブ評価論)と一部矛盾するところがあります。

今よりもさらに未熟だったころのオタクnoteであることをご容赦のうえお読み下さい。

【はじめに】

シャニマス3rdライブツアー、皆様の受け止めはどうだっただろうか。

個人的には名古屋初日・東京初日・福岡両日と、2/3は現地の興奮を味わうことができて幸運だった。もちろん、チケットが取れない日も配信にてリアルタイムで応援していた。

本当に行ってよかったし、楽しかったし、最高だと思った。
大興奮で記憶が曖昧になったり、エモーショナルになり涙をぬぐったことも1度や2度ではない。千秋楽のResonance+ではマスクがグチャグチャになった。

また、福岡出身のPとしては、担当・月岡恋鐘の九州凱旋、ソロ曲披露への喜びは並々ならぬ思いであり、何度も何度もコミュを読み返しながらその日を待った。

そんな大好きなシャニマスの、最高のツアーライブ。

1つだけ、どうしても納得いかないことがあった。
嫌い、と言う言葉の方が適切だろうか。

ライブ構成だ。セットリストと言い替えてもいい。

「あの曲が好きだ」とか「この曲をやって欲しかった」とかそういう曲単位の安直なものではない。

先に結論から申し上げると、今回のツアーは、キャストのパフォーマンスと曲の強さに甘んじた、手抜きセットリストだったと思う。素人が構成してるのかと思うレベルで工夫がない。

ライブコンサートは楽曲のパフォーマンスを見るものだ。そしてステージでキャストは150%の力を出している。最高だった。だから、全体を通じてみれば満足している。

ただ、ノクチルは本当に10回も同じ曲を歌う必要があったのだろうか?
せっかくのこのツアーという機会を、もっと活かせなかったのだろうか。

手抜きと思われるポイントを中心に、3つ述べることにする。

①ツアーを通して工夫のない構成

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ご覧の通りライブの大部分は6日間同じで、ラスト3曲の全体曲が微妙に違うのと、ソロが誰が来るかだけが違いだった。

ほとんど同じ構成のライブを6日間。
次何の曲が来るか予想が容易だし、回を重ねる毎にドキドキ感が薄れていった。
全体で22曲、アンコールを入れても24曲。
そのうち17曲(7割超)が6日間一緒だったことになる。※1

他のアイマスツアーではどうだろうか。
例えばミリオン6thでは、属性ごとに各地を回り、各地公演を番組に見立てるなど、ストーリー性を持たせていた。もちろん各地の披露曲は違ったし、D/ZEALの流星群など、ライブならではの歌唱もあったりした。

シンデレラ6th/7thは、各公演にテーマを持たせていた。
例えば、POP/DANCE/ROCKや、季節をモチーフにするなど。
それぞれの傾向に特化し、コンテンツの新たな可能性を切り開いた。

少し前、ミリオン3rdは、チームリーダー制を公言し、まるでアイドル達が、リーダーを中心にライブを作っていくように感じられたし、最後の公演でリーダーが次々とソロ曲を披露していくという物語があった。

勿論それぞれの公演に好みはあるだろうが、ライブをエンターテインメントとして作り上げよう、ライブならではの歌やステージを作ろう、というアイドルの可能性を広げようと挑戦する姿勢は間違いない。

今回シャニマス3rdは、何のモチーフも、何の軸もなく、場所を変えただけだった。ソロ曲がバラバラな以上、「同じセットリストをやる」という軸ではない。

ユニット曲、全体曲/チーム曲、ソロ曲とそれぞれ見てみよう。

【ユニット曲】

シャニマス楽曲展開の軸である"ユニット"は6日間ずっと同じ曲を歌い続けるだけだった。工夫は見られない。

特にノクチルはMUSIC DAWN、2nd、3rdと10連続で"いつだって僕らは""あの花のように"、を歌っている。
確かにノクチルは10連続で歌っても、満足いくパフォーマンスだった。しかし、それはキャストの努力であって構成の努力ではない。キャストのパフォーマンス力や曲の良さに甘えすぎではないか。

それしかユニット曲ないじゃん、と思うかもしれない。
しかし、ユニットはユニット曲しか歌ってはいけないのだろうか?

FUTURITY SMILEやSWEET♡STEPをノクチルが歌ってはダメなのだろうか?ノクチルだけで歌うシャイノグラフィはダメなのだろうか?

ユニット曲を歌わないということではなく、例えば2曲のうち片方だけ変えて、日替わりで何か出来なかっただろうか?
前述のように、"ライブならでは"の組み合わせ・曲披露はよくある話だ。ライブならではの、ノクチルの表現力・世界観を見てみたかった。

また、ノクチル・シーズ以前のユニットも、本当にGR@DATEシリーズだけで良かったのか?6日間12曲、1曲も変える必要はなかったのだろうか。

ストレイライトの3人がDestined Rivalのダンスを変えたわけだが、逆に同じ曲をやり続けるためダンスを変えるしかなかったのではないか。構成の手抜きを、ダンスの先生やキャストがフォローする形になっているのではないか

ストレライトはまだいい。

イルミネは初回公演で全員揃った後は2人だったから、不完全な状態で8曲も披露することになった。キャストが揃わないような時こそ、構成の力でフォローすべきではないのか。

過去曲を歌うだけを意味しない。イルミネ2人でシャイノグラフィやいつかshiny daysを歌う、スローモーションを2人でカバーする、など選択肢はいくつもとれた。

曲を追加するのは難しくても、例えばMUSIC DAWNでは円香の不在をセリフでカバーする演出があった。曲順を変えることで、イルミネのラストスパートを演出することもできた。
ただただ"揃わないだけ"を維持し続けたのは手抜きだ。

【全体曲/グループ曲】


今回、アンコール以外選曲が全て固定だった。ここにも工夫は見られない。

プラ二スフィアやリフレクトサイン、SOLAR WAYは全部大好きだ。でも、6日間毎回同じようにやる必要があっただろうか?

こちらも、Stella、Luna、Solのチームは、その曲しか歌ってはいけないのだろうか?

また、必ず1日に3チームとも歌わなくてはいけないのだろうか。せっかく各地2日間あるのだから、分散したら全体曲の数を増やせたり、過去のユニット曲を披露できたりしたのではないか。

アンコールも、特に気合が入っていたわけではなく、3周年を迎えるタイミングだったので、周年曲が切り替わるタイミングで切り替えただけだ。工夫がない。

【ソロ曲】

今回、ソロ曲は大いに待望されていた。
曲はTwitterなどでも大人気で、アイドルのイメージにぴったりだという評判を多く感じた。

だからこそ、多くの人が、現地でそのパフォーマンスを見たいと願っていたはずだ。

もちろん、全て思い通りにいくわけはない。私はたまたま見たいアイドルのソロを全て現地で見ることが出来たが、悔しい思いをした方も少なくないだろう。

だから、ライブのコンセプトやアイドル固有の理由など、納得感のある扱い方をして欲しかった。

しかし、現実は適当に割り振られただけだった。

例えば、有栖川夏葉は、愛知県出身ながら出身地で歌うことが出来なかった。これが何故なのか、さっぱり分からない。

これが、東京公演は大人な雰囲気がコンセプトです!だから夏葉は東京に!というような話であれば、まだ多少は理解できたと思う。出身地でやることだけが全てではない。

もし、キャスト側やなんらかの事情で名古屋で出来ないのだとしたら、述べたように、公演にモチーフを設けるなどが構成が工夫する必要があるのではないか。

また、ここで全体曲やユニット曲に変化がないのが効いてくる。

仮に各地方毎にはセットリストを変えないような形で、1日目と2日目が同じなのであれば分かる。逆に、毎日曲が変わっていて、ソロ曲も変わっているのも分かる。

何の理由もないのに、適当に振り分けられているように感じる。担当のソロを見れなかった方は相当悔しさが増したのではないか?

ソロ曲?なんかよく分からないけど取り敢えずユニット被りがないように散らしてみました!Stella/Luna/Solは極力バラします!あとは着替えの時間で調整します!というところだろうか?

せっかくとても良いパフォーマンスなのに、ライブや選曲の軸がないことで、見る側にわだかまりが残るような構成だったと思う。

【再度セトリ総論】

2Daysのライブでは、未披露かつ直近のユニット曲だらけになるのは理解できるし、新曲を望んでいる人も多いだろう。
だからこそ、この6日間ある折角のツアーというチャンスに、ライブでしか見れないアイドルの新しい挑戦を見たかった。

しかも、配信環境が整っており、アーカイブも1週間近く見れた。ライブを見れない人が、限りなく少ない環境だったはずだ。だから、見れなかった人のために…という言い訳は通じない。

また、「同じ曲を繰り返す」という工夫でもない。

アイドルマスターにおいて、最も根幹となるのは個々のアイドルである。シャニマスにおいても、ユニットを通して活動こそすれ、カードは個人ごとにあるし、感謝祭以外は基本的に個人ごとにコミュがある。そんなアイドル達の初めてのソロ曲、しかも全て初披露。それをランダムかつ日替わりでやっているのだ。

GWをとりあえず全部やって、ユニットはランダム。何のモチーフもテーマもなく、ただ脳死的に構成しているのではないか。これを、工夫がないと呼ばずしてなんと呼ぶのか。

ユニット曲は、機械的に直近曲のお披露目会しかしないのなら、もうこの時点で4thライブの中身がほとんど確定しているようなものだ。
少し工夫するだけで、ユニット過去曲だけでなく、SWEET♡STEPやFUTURITY SMILE、いつかshinydaysなど、他の全体曲も披露する機会はいくつでもあった。

また、何らかの事情で、曲がやむをえずこのセトリしか出来なかったとしても、ツアーのテーマを設けてソロ曲を各地で披露する理由を作るなど机上の工夫は出来た。曲前に何秒かセリフを設けることもできた。

どの曲をやって欲しかったとかそういう話ではなく、6日間ほとんど構成を変えないのに、ソロ曲は適当に割り振る、その手抜きが嫌だった。

シャニマスライブと、ユニットの新しい可能性が見たかった。

②ラストスパートをさせないMC

今回特に気になったのは、アンコール前1曲毎に挟まるMCだ。

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ライブ後半といえば、ラストスパート感が求められるところだ。
どのアーティストのライブも、後半は畳み掛けるように切り札のような曲を披露していくと思う。アイマスのライブも、後半ラストMCまでの勢いはどれも凄まじいと思う。

シャニマスの過去のライブもそうだった。

1stライブでは、曲が少なかったため、工夫によりラストスパートを演出した。朗読劇(しかも、ライブにリンクしたもの)をユニットMCの後に披露し、盛り上がったあと、SNOW FLAKES MEMORIESを全員で披露するという流れだ。文字を読む(物語を楽しむ)ゲームであるシャニマスらしいラストスパートだったと思う。
曲が少ないため、何もしなければMC→曲→MC→曲となってしまいそうなところ、工夫によって勢いを切らさなかったMC→朗読→曲→ラストMCだった。

2ndライブも、Black Reverie→Wondering Dream Chaser→Hide&Attack→MC→ラストイルミネ2曲連続、とユニット単位でMCをしているのは同じだが、MCとMCの間は3曲離れていた。しかも、最終MCの後は1曲だけ、というライブも少なくない中、ラストMCの後2曲披露する構成だった。3曲→ラストMC→2曲、だった。

MUSIC DAWNは分かりやすい。終盤全体曲4曲をオリジナルの組み合わせで連続披露するメドレーがあった。曲も3rdライブより少ない中、全体の約1/5を一気に披露してラストMCに臨んだ

MCは必要だとしても※2、さすがに今回のように、後半1曲ごとに立ち座りして話を聞き、ライブの勢いが切れるのは悪手だと思う。イベントとライブコンサートは違う。

まだ話の中身があるなら勢いは切れないのかもしれない。しかし、①のためほとんど同じ流れ・同じ曲だから、話の中身もなくなっていく
最初は新衣装や新曲への意気込みなどもあるが、当然同じことの繰り返しなのだから、話すことがどんどんなくなっていって、ツアー後半はユニット曲MCがかなりダレた印象だ。

MCのコメントで良かったな、と思うのはソロ曲の披露や初めてユニットメンバーが揃ったなど、変化があった際のMCだけだった。皆さんも、ソロ曲を披露したキャストや、初めてステージに立ったシーズなどのMCばかり記憶に残っていないだろうか?

そんなことないよ、と思う方は、是非各公演毎にユニットMCがどう違ったか、具体的に思い出して欲しい。
なかなか思い出せないのではないか?
東京Day1と福岡Day2、アンティーカのMCはどう違った?アルストは?
逆に最も古い名古屋公演でも、灯織のソロパート後、近藤玲奈が何を喋ったか、一定程度思い出せないだろうか?

キャストを悪く言っているのではない。ソロ曲を披露した後や、メモリアルなタイミングのMCは、全員大変感動的なMCに感じた。

硬直的なセットリストのせいで、一部MCのクオリティが下がったのではないか。

主旨を改めて申し上げると、いくらなんでも1曲ごとにMCをやるのは勢いが切れるし、そのMCのクオリティも硬直的なセットリストにより低下した懸念があるということだ。

③セットリストを拘束する衣装替え

ではなぜMCが後半にたて続くかと言うと、多すぎる衣装替えだ。

今回、ソロ曲を披露するノクチル以外のメンバーは、"ソロ曲だけ"これまでのユニットのライブ衣装へ着替えての披露だった。ソロ曲が秘密なので、序盤にMCをすると着替えているのがバレる、もしくは時間がないので、後半にするしかない

今回、最大で

ビヨンドザブルースカイ

新衣装

旧衣装

新衣装

(ユナイトバースプラネタリ)

と4回も着替えなければならなかった。
アンコールは分かるが、流石に多すぎないだろうか

ソロ曲で着替えなければ、序盤MC→後半ユニット曲スパート、という選択肢が出来たはずだ。
まだソロ曲用の衣装なら分かるが、普通に見慣れたユニット衣装だ。

また、序盤ビヨンドザブルースカイに拘ったため、①のようにセットリストが硬直した一因になった。ハケの順番的に、ユニット曲をイルミネから始めざるを得なくなったからだ。

無駄な着替えとは言わないが、セットリストを拘束してまで必要だっただろうか。スローモーションは、ユニット新衣装では不満だっただろうか?Spread The Wingsは、ユニット新衣装で歌ってはダメなのだろうか。

ビヨンドで歌ったり、ソロで着替えるのが悪いと言っているわけではない。それが理由でライブの作り方が一辺倒、MCを後半に寄せることになった(曲順を変えるという構成が取れない)なら、本末転倒ではないかということだ。

【終わりに】

ライブの曲が終わって、ほんのわずかな無音の時間。
次の曲はなんだろうかとワクワクしている時間が好きだ。

そして、思わぬパフォーマンスにノックアウトされたことは一度や二度ではない。シンデレラ6th千秋楽のalways。ミリオン3rdのアライブファクター。

ライブだからこそ出来ること、ライブならではの楽しみ方。

もし、東京公演で突然ノクチルだけがシャイノグラフィを歌ったら。彼女たちが初めて参加したCDだ。和久井優も、シャイノグラフィへの思いを生放送で語ったこともある。

もし、福岡公演、学祭革命の後に夢咲きAfterschoolが流れたら。待望の、待ちに待った放課後クライマックスガールズ完成系。そういった演出は許されないのだろうか。それでは不公平というのなら、全体曲にSWEET♡STEPを入れてはダメだったのだろうか。

可能性はたくさんあった。挑戦出来る環境も手札もあった。
どれが正しいということもない。人によって好きな曲、好きなアイドルは様々だ。

出来ることと出来ないことがあるだろう。大きくセトリを変えられないかもしれない。

ただ、何も無かった。ちょっとした構成の工夫、例えばセトリの順番を変えることもない。灯織や智代子がせっかくいるステージ、曲の順番を変えるだけで印象は違わなかったか?

MUSICDAWNは、円香が揃わない中、構成の工夫、ほんの数秒のセリフによって、特別なステージになった。初のステージ、初日で全員揃って、2日目1人かけていたら、普通は少し見劣りしてしまうだろう。だが、構成の工夫によって、伝説的なステージになったと思う。曲は一緒でも、完全にノックアウトされた。

シャニマス1stは、曲が少なく同じ曲をやるしかないなか、朗読劇というシャニマスの世界観を損ねない工夫があった。少ししんみりした空気を切り裂いて流れる夢咲Afterschoolのイントロと、登場した放クラは、いつもよりはじけて見えた。

シャニマス3rdは、本当に、全く何もなかったのだ。

セトリが同じだからダメだとか、そういう安直な意見ではない。やれる工夫はたくさんあったが、何もなかったことへの批判である。

全ての可能性を殺して、思考停止した今回の構成は最低だ。

それでも、現地に行った公演の配信チケットは全部買うし、BluRayも買う。打ち上げガシャも引く。4thライブにも何としてでも行きたい。アイドルや楽曲、キャストのパフォーマンス、そしてシャニマスは大好きだからだ

初めてOH MY GODをフルで聞いて、見て、誰が批判できようか。近藤玲奈の涙を、誰が馬鹿に出来ようか。 キャスト全員の涙の結晶である、最高のステージパフォーマンスを、その集大成であるライブツアーを、どうして嫌いになれようか。

ただ、キャスト陣の汗と涙の結晶、完璧なパフォーマンスにタダ乗りしただけの構成は、最低で大嫌いだと思った。

もう一度アーカイブを見返す前に、それだけを誰かに伝えたかった。

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【追記】

Twitterで多く引リツを頂く項目を先に追記しました。

キャストにこれ以上負担を求められない(キャストに配慮したのは工夫だ)

本稿は、顧客から見える範囲の工夫(顧客向けの工夫)に限っています。我々は顧客だからです。

例えば、"この構成なら社内稟議が通りやすいから工夫だ!"という事情があったとしても、それは会社向けの工夫であって、顧客には関係ないことです。

おそらくですが、硬直的なセットリストは、音響から誘導スタッフまで全員の負担を軽減出来たでしょう。

しかし、顧客向けの工夫と、関係者向けの工夫は違います。ですので、本稿では取り扱いませんでした。

仮にこれ以上はキャストに曲を求められないということが事実だとします。何度も述べているように、各地方にテーマを設けるとか、曲披露前に一言セリフ回しを追加するとか、構成側で"何か"出来たのではないでしょうか。

また、曲を並び替えることは、これ以上限界だというまでキャスト側の負荷になるのでしょうか?最終日、放クラが最後に披露してはどうか、と提案をしたら、キャストや事務所は"負荷が大きいので無理です"と言ったでしょうか。

最後に自論ですが、キャスト側が許容範囲内の負荷で構成を組むのは、とても大事なことですが、工夫ではなく「当たり前のこと」だと思います。

無事本番までに搬入が終わったとか、当日ミスなく曲を流したとか、そういうことと同じく仕事なら「当然やるべきこと」ではないでしょうか。

その上で、顧客にどのようなものを届けるか、がまさに本稿で取り扱った"顧客向けの"工夫です。

コロナで練習が難しかったのではないか

ご指摘の通り、コロナを観点から外して記載していなかったのは浅はかだったかと思います。今の考えとしては、"工夫がないことは変わらない"です。

例えば灯織がいない公演、DAWNの円香不在のようにほんの数フレーズやりとりが入るだけでも違ったと思います。

別の例では、ツアー各公演にコンセプトやサブタイトルを決めてソロを割振るという工夫は机上の工夫であり、コロナは関係ないかと思います

さらに、灯織や智代子がいる公演だけ曲の順番を変えることも出来ました(衣装のせいで出来なかった)
主旨は、工夫が何もないことへの批判です。

また、ここからは邪推ですが、シャイノグラフィは名古屋で披露しており、東京でユニット単位で切り出すことが負担となるか疑念があります。
"あの花のように"は基本トロッコで、東京のみフルでダンスを行ったかと思いますが、果たして全体曲とあの花で負担の差がどこまであるのか…

さらに、MUSICDAWNもコロナ禍下でしたが、過去披露したことのない曲を多く披露してくれました。また、両日で構成がかなり違いました。練習環境という観点では、差がどのようにあるのかわかりません。

1日だけ現地に行けるPもいる。同じにすべき。(地方でやっと現地に行けるPもいる)

ご指摘の通り、もう少し踏み込んで書くべきでした。補足します。
確かに3rd1日だけ行けた人にとっては、どこか当たればGW曲が聞けました。
ただし、1st、2ndは現地に行けなかったが、3rdは行けた、というPにとって見れば、過去のユニット曲や全体曲の一部は一切聞けなかった、ということになります。
GWは聞けて他は聞かなくていい、というわけではないと思います。むしろ地方ツアーだからこそ、地方では過去の曲を披露するなど、変化をつけて良かったのではないかと思います。

過去行けずに今回1日だけ行けた/過去行けたが3rdだけ行けなかった、と色々人によって事情はあるはずです。
だからこそ、各公演のツアーコンセプトなどを決めるなどの工夫が必要だったと思います。

2ndと3rdの間が短く、仕方なかったのではないか

日程を設定したのは公式側なのですから、的を得ていないと思います。たしかに2ndは延期になりましたが、両公演同時に日程を発表しました。

通常、ライブの日程を決定する際は、十分なクオリティが担保できる日時設定にするのではないでしょうか。クオリティが担保できないのに、消化試合のようにライブを開催するとは思えません。

来月ライブをやる、といって3rdと同じセトリだったらどうでしょうか?日程が厳しいからしょうがない、と思いますか?

ツアーは普通同じ曲を繰り返すのではないか

一理ありますが、シャニマス公式がそのように考えているかは謎です。なぜなら、未発表かつ目玉の1つだったソロ曲を1日単位でバラバラにしているからです。

本当に公式がそのように考えているのであれば、少なくとも同じ開催地のソロ曲は変えない構成なのではないでしょうか。

メンバーが同じなのだからしょうがないのではないか(デレやミリは人数が多い)

デレやミリは努力の一例です。意見主旨は、構成に何ら工夫がなかったことです。引き合いに出したのは、それぞれのブランドが、それぞれのやり方で挑戦をしているということを伝えたかったからです。過去のデレやミリと同じくツアー1公演ごとにセトリを変えろという意見は記載しておりません。

曲順の変更、(名古屋出演者は練習している)シャイノグラフィの歌唱、不在灯織智代子のコメント(DAWN円香のように)等、人数が少なくても構成側で出来ることはあったはずです。主旨は”何もしなかった”ことへの批判です。

俺は楽しかったけどな…

マジで多く来ました。文中どころかタイトルでも書いてますが、私も最高で大好きだったと思います。

キャストも大好きですし、パフォーマンスも最高だったと思います。構成についてのみ述べています。主旨ご理解ください。

【参考】

今回のシャニマスのセトリルールは下記の通りかと推測する。
・頭3曲はソロシリーズ属性3曲固定。
・全体曲はSTW・Multicolored sky固定で周年曲から3曲。
・ユニット曲全曲固定。
・ソロ曲を1日4曲。同日にユニットから2人歌わない。
・ソロはStella,Luna,Solのバランスが極力均等になるように。
・例外は、最終日のなんどでも笑おう(ソロが1曲足りないから)だけ。

【注釈箇所】

※1福岡公演でOH MY GODが大いに盛り上がったのは、その圧倒的なパフォーマンスに加え、新しさ、珍しさ、コンテンツの前進感、などという停滞していたツアーの雰囲気を打破するモメンタムも若干加わったからだと思う。

※2あくまでメインは音楽パフォーマンスだが、小休憩は必要だと思うし、世界観を切り替える上でも必要だと思う。一度2時間超MCがほとんどないライブにいったことがあるが、さすがに集中が切れた。

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