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コーポレートアイデンティティ刷新の背景と歩み

overflowは、コーポレートアイデンティティ(以下、CI)をアップデートいたしました。2018年以降、約4年ぶりの刷新となります。本記事では新ロゴや新ブランドカラーをご紹介するとともに、アップデートまでの歩みをご紹介していきます。

アップデートの背景

前回CIを発表したのは2018年、シード期。当時はまだ、現在の二大事業である『Offers』『for Reader』がない時代でした。これからのoverflowに期待していただきたいという意味を込め、“たまご”をモチーフにしたブランドアイデンティティを構築しました。

あれから4年以上が経ち、サービスだけでなく、Value、組織など、あらゆるものが変化していきました。創業当初は骨組みだけだったカルチャーも、今ではしっかりと肉付けされ、「overflowらしさ」として目に見えるまでになりました。overflowは現在どんな会社で、これからどんな会社になっていくのか。そこに立ち返ったとき、現在のCIとのズレが一定あると認識し、アップデートが必要だという判断に至りました。

そこで今回、前回のCIを手がけたOHの割石裕太/わりえもんさん(@wariemon)にオファーさせていただき、CIアップデートのプロジェクトを開始しました。

アップデートのプロセス

メンバーの共通した価値観を見出す

最初は「overflowらしさの整理」からスタートしました。わりえもんさんがボードメンバーやメンバーにヒアリングを実施し、「どんなところに魅力を感じていたか」「実際にはどうだったか」といった生の声を集めていきました。overflowはフルタイムで働くメンバーも、業務委託としてフレキシブルに働くメンバーも多数所属しています。雇用形態によって見えている魅力や期待するポイントに違いが生まれると想定し、フルタイムメンバーに限定せず、全てのメンバーに対してヒアリングを実施しました。

その結果、面白いことが分かりました。フルタイムメンバーもフレキシブルメンバーも、overflowへの印象や期待がほぼ共通していたのです。ここまで大規模なアンケートは初のことだったので、ボードメンバーにとっても新鮮なインプットでした。

魂を込めた一案が誕生

そこから、わりえもんさんに実際にデザインを作っていただくフェーズに入っていきました。overflowのことを三日三晩考え、思いつくワードや気になるポイントを都度メモしていったそうです。ステップとしては、最初に言語化、次にデザイン。コンセプトをしっかりと言語化することで、デザインの説得力も生まれていくとのこと。最終的に、渾身の一案が生み出されました。

クライアントワークでよくあるのは、複数案を提出してクライアントが選択するというもの。しかしわりえもんさんは、一案で勝負。その背景を聞きました。

わりえもんさん「自分は数を多く作るのが得意なタイプというより、皆さんのことを深く理解してデザインを突き詰めるのが得意なタイプ。『このロゴであるべき理由』を突き詰めることで、真にみなさんのアイデンティティを表現するものができると考えています」

時間差で理解した、デザインの本質

わりえもんさんの最初のプレゼンを聞いた感想を、CEO鈴木が率直に振り返ります。

鈴木「しっくりきたのか、きていないのかわからない、というのがファーストインプレッションでした。そこから日に日に好きになり、時間差でしっくりしていったのが正直な感想です。これと似た感覚を子育てでも味わったことがあります。子どもが急に洋服の系統を変えて、一気に大人びたように見えるときがあるんです。一瞬、『あれ?うちの子なのかな?』と思うくらいに。でも、顔を見ると普通にうちの子なんですよね。今回のCIアップデートでも、『よくよく見てみたら本当に我が子だった、今似合うお洋服を着せてくれたんだ』という感覚になりました。未来思考で本質を捉えているデザインって、時間差があるのかもしれないですね」

今この時点のoverflowを表現しても、来月や半年後には合わなくなってしまうかもしれない。数年後のoverflowの未来まで表現してもらったんだと鈴木は捉えたそうです。

デザインコンセプト

今回のコンセプトは『Over here, Over there.』。今いる場所からより良い未来へ大きく飛び立とう、という意味が込められています。

わりえもんさん「overflowは多様性のある会社。ロゴタイプも一つの書体というより、複数の書体の特徴を掛け合わせるものにしたいなと思いました。サンセリフ体とセリフ体の特徴が混在するロゴタイプにすることで、視覚的な差異を生み出すとともに、働き方、バックグラウンドの異なる多様性のあるチームであることを描きました。デザインエレメンツとして、色鮮やかなインクが背景に溢れ出る(Overflowing)ようすをモチーフに、カラフルなインクを背景に敷くことで、多様性や柔軟性を表現しました」

以上、CIアップデートの背景と歩みのご紹介でした。
それでは最後に、リニューアルしたCIをぜひご覧ください!

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