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三文ノワール 黛冬優子

先日実装された三文ノワール 黛冬優子の短い感想です。

今回のコミュは今までの冬優子のコミュとはかなり経路の違う、受け手に考察させる話だったと思います。
実際テキストでなく演出面で見せてくるシャニマス特有のそれを全面に押し出していて「あ〜シャニマスしてるな〜」って思いました。

ただこのコミュは最初から明確にヒントというか解答というかが提示されています。
1つ目のコミュの「(Pと冬優子は)コインの裏表」という表現です。
少しズレますが、朝コミュ以外の選択肢にも明確に1つ正解があると思っています。他が外れという訳ではなく、1つだけパーフェクトな解答が。
今回のコミュに関しては、これが正解だと思いました。

なのでこの事を踏まえて読み進めていくと、少しは紐解けていくのではと思います。

今回のカードで重要となる話は上に挙げた1個目とカード演出の見られる4個目、そしてTrueだと思います。

3個目の話で冬優子は刹那的に消費されるアイドルよりももっと形に残る、永遠にされる女優にならないか、と映画監督に提案されそれを否定します。アイドルとしてその消費に抵抗すると。

ここでの会話を引きずったまま4個目のコミュ、ラストの場面で「あんたも入っちゃえば?カメラの中に」というこのセリフに至ります。

ここでプロデューサーに断られた冬優子は少し表情が曇ります。
その曇った理由をわたしは「一心同体であるハズのPがカメラに入れないと謙遜する事によって、この共存関係と冬優子自身を否定した事になってしまうから」だと捉えました。

カメラに入り役者として永遠を歩む事を、プロデューサーはプロデューサーであるが故、断ったのです。
冬優子自身も「プロデューサーなら断る」って言うのは分かっていて、ただそれでも言葉を投げかけてしまった、そのそれでもを否定されたことへのショックと、コインの裏表という関係性では無かったのか?という軽い失望のような感情になったのでは無いか?と。

そしてそのプロデューサーはアイドルとして活躍している黛冬優子を自分(冬優子)と共に作り上げてきた存在、つまり冬優子自身を否定されたことになるからです。

ホーム会話での「…あんたなのに」はここの失望、絶望の事を指していると思います。

この謙遜と否定の部分は3年前のカードstarring Fで「過去の否定だわ」「俺の気持ちの否定になる」って話をしてるのでそこと繋げてきてる気もします。

「永遠」と「今」をテーマにし、自分がどちらを選ぶのか、選んだ場合プロデューサーは、ストレイライトは?という問いが冬優子の中にぐるぐると襲ってきたのではないかと。

ただTrueを見れば分かりますが、黛冬優子はこれに答えを出したんだと思います。
その答えは明確にコミュでは書かれていませんし、実際分からないようになっています。

(アイドルであることで刹那的消費に抵抗する事を選んだ冬優子がここでブレるとは思えないですが…)

冬優子とユウコの結末は同じなのか違うのか、どちらを選んだのかはそれは我々には分かりません。ただ1つ分かるのは冬優子とプロデューサーが選んだ択は同じだったって事が最後の笑みから読み取れるようになってるのかなぁと思います。

特訓ボイスの「…あんただから」はこれを踏まえての冬優子の気持ちなんだと思います。


どちらを選んだか、これからどうして行くのかその答えは今後のコミュの動向で示していくんだと思いました。

このコミュのよかったところ、散々あさひを「天才」として、それに噛み付く冬優子と愛依を書いてきたストレイライトのシナリオがある上で、冬優子が女優という部門で「天才」と評価された所だと思う。それでも彼女はアイドルマスターのキャラなので、最後の最後までアイドルなのですが…なので愛依にも今後似たようなテーマよ似たような湿度のコミュが来るんじゃないかな〜。

以上が三文ノワールを読んだ感想です。
どこまであっていて何がハズレてるのかは正直全く分かりませんが、わたしなりの着地点はこうなり、これからも冬優子のプロデュースを続けていきたいと思います。


蛇足 曲解 (呪術廻戦のサブタイ?)

冬優子とは一切関係のない、このコミュを読んで感じたメタ的視点の話です。これは100パーセント妄想です。

今回のコミュに登場する映画監督がこのようなセリフを残します。

わたしはコレをenza版シャニマスとシャニソンの事を言ってるのかなと思いました。

シャニソン配信の前日に「永遠」をテーマにして「古い映画に映った人達は皆死んでいるが、今もこうして映画の中で生きている」という話をしてくるのはシャニソン後のenzaの暗喩っぽいな、と。

実際ソシャゲブランドのほかのアイドルマスターは全て音ゲー版がリリースされた後にモバイル版はサービスが終了しています。
それに対してシャニソンの存在を不安視する声も少なくなかったでしょうし、実際わたしもそうです。

なのでこのセリフは「例え彼女たちの話は終わっても、アイドルマスターシャイニーカラーズというコンテンツとして永遠に生き続けるよ」っていう制作陣のメッセージのような気がするのです。

今回「永遠」というテーマを扱うに対してわたしは制作陣の「このゲームはアイドルマスターなので、年齢を上げることは出来ず、彼女たちの成長は精神的成長のみ」という制約に対しての後ろめたさというか、どうしようもなさ見たいなのを感じ、今回のシャニソン配信前日というタイミングでこのカードを実装したような気がしてなりません。

本当にこの部分は妄想なので、半笑いで聞いていただければ大丈夫です。

シャニソン、期待と不安でいっぱいだ〜〜ッ!!


マジで天井200連に引き下げないか?
毎回律儀に300連回してますけど、これと並行してシャニソンもがんばってね〜はかなり苦しいかもしれない。

天井引き下げて……。



追記(2023年12月4日)

三文ノワールの直後のコミュ(しかも誕生日)で年月匂わすの…

やってんねぇ!?!?!?!?

シャニマス、性格が悪い



追記の追記(2024 02/08)

2月に実装された新カード【ノンセンス・プロンプ】が三文ノワールの回答を書いてるので、是非読んでください。
こっちのコミュは比喩とか暗喩とかでは無く、そのままビシッと答えを出してきます。

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