見出し画像

芹沢あさひが歩む道

2021年1月31日 アイドルマスターシャイニーカラーズにて新カード

【Housekeeping! 芹沢あさひ】が実装されました。

このシャニマスというゲームは期間限定カードの復刻を全くしない事で有名なので…

天井でした。久しぶりにしたな〜…。

余談ですが、ここ1ヶ月で自分の担当アイドルである灯織と冬優子の恒常カードが追加されてどちらも200連近く回したのでキツかった…本当にキツかった…。イルミネとストレイは全コミュ追っておきたい精神なので…。

ということで今回はこの芹沢あさひのコミュの感想を書いていけたらと思います。めちゃめちゃネタバレします!
(同時期に開催されたストレイのイベントはまだ読んでいないので、読んだらもしかしたら感想を書くかも…?)


カラマリポテト

このコミュはレッスン終わりのあさひにプロデューサーが話しかけるところから始まります。


大丈夫だと言うあさひ、それからプロデューサーに「あれ買ってきてくれたっすか?」と問う。

プロデューサーが取り出したのはポテトLサイズとチキンナゲット
あさひは最近ポテトを食べるのにハマってるらしい

ここのもぐもぐしながら話すあさひがかわいい。口いっぱいにポテトを頬張っているのが想像出来るね〜。

ミュージカル内に紅茶を淹れるシーンがあるらしく、それのために紅茶教室の予定を入れるプロデューサー。
これ、プロデューサーがあさひに対して「どう仕事と向き合ってくれるか」と考えて1度体験をさせて、面白いと思ってくらたら良い方向に向かうだろうと思ってやっているんだろうな…。


この「足が痛い」というのが今回のコミュの縦軸となって行く部分になって行く。

そんなことよりと、あさひはポテトををトレイに広げ将棋崩し(砂場崩し)を始める。

ポテト抜くって初めて聞いた
ここの、「やめるっすか?」の時の表情と声が良い。挑発的な芹沢あさひ、物凄く良い。

ポテト崩しをしてこのコミュは終了。

このコミュは本当に起承転結の「起」の部分、あさひが置かれている現状と、これからのコミュへの伏線的要素を残していきます。

ふねをこぐ

2個目のコミュは台本合わせのシーンで始まります。

台本合わせ中に寝てしまった芹沢あさひ。ここめちゃめちゃプロデューサーが焦ってて笑っちゃった。そりゃそうだ。

主演俳優に謝りに行くプロデューサー

しかし彼女からは「気にしてない」「あの年代の子は仕方ない」と言われます。

それでも一応あさひに言っておかないとな…とあさひの元へ、するとあさひから

ダンスレッスンを休みたいとの提案。
足がキリキリするらしい、転んだやぶつけた等の心当たりは無し。
病院に行こうと提案するプロデューサーに、

いやっす

14歳 芹沢あさひにとって病院は
「やなこといっぱい言われる場」なのだ。
芹沢あさひはその性格故に今まで何回もケガをして、病院に行ってきたに違いない。彼女は病院で「やなこと」をいっぱい言われ続けてきたのだ。

プロデューサーに施され、渋々行くことに…。
というのが2個目のコミュである。

このコミュを読むことであさひの「足の痛み」の正体が成長痛であるということが分かる。
14歳芹沢あさひの成長痛のコミュをやりましょう!と最初に言ったやつ、出てきなさい!!

すごい。これに気づいた時すげーーってなった。

このアイドルマスターシャイニーカラーズというゲームは、美少女ソーシャルゲームの限定カードで「成長痛に悩む14歳」の女の子の話を書こうとしているのだ。

冒頭で主演俳優の言った「あの年代の子って」というセリフも回収される。

シー・スルー

3つ目のコミュ

レントゲン、確かに面白い。

病院で診てもらったあさひ
恐らくプロデューサーは近くの公園で待ってたのだろうか。こういう細かい描写が良い。

言われたのは「異常は無く、いつ治るか分からないが、いつかは治る」と

ここで作中でもあさひの悩みが成長痛であったことが明言される。

いいことなのに痛いって変っす

成長過程で起こる痛みに対して疑問を呈するあさひ。あさひにとっては自分の行動を制限する枷でしかないのだ。

この後は、足を使わずに出来ることを考えようと、「家に帰る」「事務所に帰る」「(役作りの為)洋館へ行く」の選択肢が設けられる。

ここであさひが家のお手伝いをしてる情報が開示されるのだが、これがとても良い。正直芹沢あさひは親との仲があまり良くないのでは無いかと思っていたが、お手伝いするくらいなら安心なのかな…って。
あと、「"お"手伝い」なのもかわいい。

この3つ目のコミュはあさひが今直面している問題が明らかになり、それが成長痛というどうしようもない物だった、どうしようもないから、代わりにどうして行こうか。という流れで発展する。

コミュのタイトルであるシー・スルーにはレントゲンであらわになったあさひの骨と、もうひとつshe through
(直訳で彼女を通って)の意味が含まれているのでは無いかと思う。彼女が生きる上で通らねばならない過程を描写したからだ。

アイドルマスターというコンテンツは
キャラクターが歳を取らないので、長年積み重ねた性格的成長は描けても、外見的成長は描けないのだ。
だが今回の芹沢あさひは成長痛による悩みという縦軸を用意することで、本来書けないことに挑戦しようとしている。これでもかと14歳という設定を活かして。
度々芹沢あさひは腕や脚などを細く描写され、その度に「14歳の脚だ…」「細い…」となってきた。それも全て今回のために用意されていたのではないかと勘ぐってしまう程だ。

泳ぎ出る魚

4つ目のコミュ

実際の衣装、実際の舞台での練習
メイドあさひ、本当にかわいい。
演技も出来ちゃったら完璧すぎちゃうじゃないか!

そんなことできるの芹沢あさひか夜凪景だけじゃない?

このコミュは、ミュージカルという世界を芹沢あさひが知ったという事が重要である。

TRUE END くもはれてのちの光

舞台を終え、打ち上げに来た2人
恐らく冒頭で食べていたポテトと同じファーストフード店

記事でも取り上げられたりで舞台は大成功したらしい。あさひはかわいいからな〜。
でもあさひは「ふ〜ん」って感じであまり興味を示さない

足の痛みは落ち着いたらしくケロッとしている。

仕事を終え、なにか引っかかりを覚えるあさひに対しプロデューサーが色々言うのだが、それを誤魔化すかのようにポテトを食べ始め、再びポテト崩してしようと提案してくる。

ポテト崩しをしつつ、プロデューサーは仕事の話をする。

あさひもそれに答えつつ、ポテト崩しをする。

ここの演出が映画やドラマのような実写的進め方でとても良かった。


おそらくこのカードは今後芹沢あさひを語る上では絶対に外せないカードになってくるはずである。このTrueを読み、そう確信した。

このカードを読み終わり、まず思った事が、「今回のあさひは割と大人しかったな。」という感想だった。

ミュージカルという世界を知ったが、そこに拘りを持たず、また別のことに挑戦していく。これからの芹沢あさひにはたくさんの通り道があるのだ。

あさひはこれからたくさんのことに挑戦し、成長して行き、芹沢あさひという人間を作り上げる、このコミュはその過程、可能性の1つなのだ。もちろんそれは今までのカードやイベントのコミュもそうだし、これから出るカードも含まれる。その自分が歩む道を作り上げるのは芹沢あさひなのだから。

これは明らかに、芹沢あさひ2年目の到達地点であり、これから3年目を歩む芹沢あさひの分岐点となるコミュなのだ。

あえてここで、心の成長だけでなく、身体もまだ成長途中であるということを描写したのは、彼女がアイドルマスターシャイニーカラーズというゲームのキャラクターであるが故に14歳から成長ができない、それなら14歳の彼女を徹底的に書きます。という宣言をする為なのだ。

今回のTrueタイトルである

くもはれてのちの光というのは鬱陶しかった成長痛や今のあさひのなかであまり手応えを感じなかった舞台の仕事が、今後の芹沢あさひに置いて重要な経験値になる。ということなのだ。

なので僕は芹沢あさひの行先を、プロデューサーという視点で見守っていきたいとそう思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?