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60代と自転車

先輩お姉さんたちが70代、80代に入った時に「この前どこそこで自転車の乗り納めをして来たわ」と言ったのを聴いた。事故を起こすよりは、とか、ケガする前に、とか、色んな思いがあったのだろうなと今は思う。
私が初めて自転車に乗れるようになったのは高校2年生の修学旅行先だった。自転車のない家だったし、自転車で遠出しようと言うこともない友人関係だったからそれまで特に不便はなかった。
乗れるようになったら欲しくなり、趣味のウォーキングで1時間歩いていた高校への通学用として親にねだった。学校は一気に近くなった。
子育て中は自転車に乗れて助かったと思う事も多かった。
また自転車を手に入れ、昨日乗った。徒歩との距離感の違いは鮮明で、地図の距離が一気に縮む。初めて自転車通学したのと同じ街のせいもあり、強くその頃を思い出した。道端に停めにくくなっていることと、ヘルメットを買わねばと言う気持ちだけが違った。
私はいつまで乗れるのか考えつつしばらく楽しもうと思う。

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