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「艦これ」いつかあの海で 1話 批評

秋アニメの中では一番遅く放送かしら?
前作の艦これ大好きだったのでかなり期待して視聴しました。
感想はというと…

声優さんの演技


見ていて最も辛かったのはなんといっても山城の演技です。
キャラ付け口調にしてもテンポが悪くアニメを見ていて変な汗が…。
他アニメでもたまに棒声優さんいますが、下手なりになんとかしようとしているのが分かればたいして気になりませんでした。
しかし、山城の演技は例えるなら壊れたロボットが無理して声を出しているかのようなノイズとして強く感じたり。

脚本構成


脚本は事前に用意されていたキービジュアルやPVからシリアス寄りになるのはわかっていたので暗めの雰囲気を楽しもうとワクワクしていたんですけど、時雨の表情アップが多かったり、話の展開がキャラごとのターン制みたくなっててどうにも歯切れが悪い。
シーンごとの動きを感じ取りにくいともいいます。
シリーズ構成は田中謙介さんであり、単独でのアニメ脚本担当は今回が初めての方ですね。
艦これ原案の方ではありますが、だから脚本もできるとはイコールで結びつきません。
前作の脚本を担当された花田十輝さんはネット上などでよく叩かれたりしていますが、テンポの作り方はさすがぶらざあのっぽ出身だけあり飽きないんですよね。
1944という重苦しい背景の中で緩急つけた田中節なる面白い脚本を見せてもらえるのか気になるところ。

作画のクオリティ


文句ばかり出ましたが、キャラの作画はとても良かったですん。

険しい表情の時雨
満潮、朝雲、山雲
姉妹艦

何を持ってして作画の良し悪しを語るのかという話でもありますが、キャラの陰影を見ればかけた時間(お金)がしっかりわかるかと思います。
陰影の種類の多さ、引きの画でも丁寧に意識した作りをされているので2話以降も大いに期待できますね?!
制作会社はあまり高評価を聞かないENGIです。
少し前に話は面白いけど作画がイマイチと言われていた「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」が記憶に新しいかなと。
あまりパッとしない制作がまだ1話とはいえしっかり作ってきたのは純粋に凄いですよ。

まとめ


前作ではミッドウェー海戦をループした世界線の中で運命の軛(くびき)を断つことに成功し暁の水平線に勝利を刻みました。
赤城さんが軛が…軛がー!とメンヘラ発症しかけて敵機直上から轟沈しかけたのを吹雪ちゃんが助けましたよね(言い方

今作は前作との繋がりはないと明言されており、レイテ沖海戦が舞台となっています。

第一遊撃部隊第三部隊こと通称「西村艦隊」


西村艦隊は史実通りなら時雨だけが助かる地獄のような結末が待っています…。
「止まない雨は、ない」
時雨が口にした言葉がどのような結末をもたらすのかは最終回までのお楽しみですねっ。

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