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Shopifyで制作。卸売ECサイトの作り方

クラフトビールと歴史をこよなく愛するオーバルギアです。

ECサイト制作というと、一般のお客様向け販売サイトをイメージしますよね。「ShopifyでECサイト制作」でいうECサイトも一般のお客様向けが多いですよね。

実は、Shopifyでは、卸売向けに卸売ECサイトもつくれるんです。
DtoCならぬ、DtoBでしょうか?(笑)

そこで今回は、Shopifyで卸売ECサイトの作り方についてご紹介します。

DtoCに乗っかり、”DtoB”って言葉をゴリ押しするか悩みましたが、今回は卸売ECサイトにしてみました。

卸売でECサイト必要?

結論的には必要だと思います!

これまで卸売の場合、電話やFAXでの注文が大半でしたよね。

電話はまだしも、FAXって最近あまり聞かないですよね。
「電話はまだしも」といいながら、何をどれくらい注文したかが振り返れないですし、電話する時間帯とかも考えると注文する側も大変。

逆に注文を受ける側も、電話やFAXで受け付ける注文を管理するのはこれまた大変です。多くの時間が取られてしまいます。ミスの温床にもなりそう。

オンラインで注文できれば、発注者側はパソコンやスマホでいつでも注文できます。受け付ける側も、一元管理できて効率的です。

Shopifyで卸売ECサイト

Shopify公式ブログにも、卸売サイトを作る方法が公開されています。

1.ShopifyPlusへアップグレード

1つ目の方法はShopifyPlusへアップグレードして、卸売チャネル機能を活用する方法です。

Shopifyブログ記事にも紹介がありましたが、京都醸造さんは、toC向けECサイトを活用しながら、toB向け(卸売)のサイトをオープンしたようです。

ただ、ShopifyPlusプランは月額が20万なので、なかなかハードルが高いですよね。なので、はじめの一步としては、次の方法も検討しても良いかもしれません。

2.専用アプリの使用

Wholesale Helperさんが出しているShopifyアプリがあります。

1つはWholesale Pricing Discountアプリです。

このアプリで、顧客グループごとに、卸値を設定できるようになります。

  • 顧客グループごとに割引の設定ができる

  • 顧客グループごとに卸値としての価格を設定できる。

  • 顧客グループごとにボリュームディスカウントの設定ができる

みたいなことができます。

さらにもう1つのアプリ「Wholesale Order Form & ReOrder」を使うとより使いやすくなります。

どんな風に使いやすくなるかは実際に画面を見てもらった方が良いと思うので、ここにはりますね。

Wholesale Order Form & ReOrder画面

こんな感じで、顧客グループごとに商品を一覧表示できます。ここからカートに追加していくことができます。

toBという意味ではこちらの画面の方がしっくりきますよね。

3.その他のアプリ

Shopifyブログではこちらの「Wholesale Club」が紹介されていました。

こちらでも卸値ECサイト作れるようですが、私たちは未確認ですー。

卸値ECサイト(サンプル)を作ってみました

実際に「Wholesale Pricing Discount」と「Wholesale Order Form & ReOrder」を組み合わせて、サンプルサイトを作ってみました!
あっもちろんパスワードで非公開にしていますが。

Shopifyで卸値ECサイトを制作(サンプル)

Shopifyの公式テーマDawnをそのまま使ったものですが、まるで一般のお客様向けのようなUIで、卸値ECサイトを制作できますね!

アカウント作成しないと、購入できない仕様にしているので、取引先様だけが購入できる形になっています。ログインした顧客ステータス(タグ)ごとに、卸値を設定しています。もちろん請求書払いにも対応です。

Shopifyって色々な可能性がありますね!卸値ECサイトについては、お客様と会話をしながら、オーバルギアでも研究を進めていきたいと思っています!

共創していただける方も募集中です!よかったらお気軽にご一報くださいね!

PS.こういう形態をDtoCならぬ、DtoBと命名したいと思うのですが、いかがでしょうか?(笑)とりあえず社内だけでも流行らせたいと思います!