ラグビー博士、逝去

2024年9月7日。小林深緑郎さんが亡くなった報を受け、葬儀に参列させていただいた。とても安らかなお顔。大好きなラグビーのときの楽しそうな遺影。田村さん、村上さんのスピーチもとても温かかった。

自分自身、小林深緑郎さんとの接点は、1999年W杯前の視察活動、アルゼンチンに遠征に来たウェールズ代表を視察させてもらった時に両国とも同じプールということもあり現地視察させてもらった。いまとなっては勝手に時効と思うが、同じくアルゼンチンに取材に来た小林さんがブエノスアイレスのホテルで当時のウェールズ代表監督、グラハムヘンリー氏にインタビューするというのでアシスタントの記者としてそのインタビューに同行させてもらった。深緑郎さんとヘンリーのやりとりを緊張しながら後ろで聞いていたのを今でも憶えている。

その後、小林さんの海外ラグビー情報について東京駅の八重洲地下のカフェで1時間強ほどお話しくださった。宮原萬寿さんとの出会いから披瀝くださった。誰しもが口を揃えるが全く偉ぶらない。しかしとてつもない知識。ラグビー、特に日本代表への愛情。誰にも媚びず。静かに自分を貫き続けた。決して届かない憧れでした。いまは違う業種にいるが、深緑郎さんに少しでも近づけるようにこれからも情報収集に精進したい。


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