トップリーグ、開幕延期


本当は14日の直後にきちんと推敲して文章を整えてアウトプットすべきだったが、怠慢していた。改めて、記録を残す意味と意義を感じて、つたない文章だが、発出する。


久々の投稿。前回は確かアルゼンチンがNZを破ったとか、そんな辺りだったと思う。今回は自分の周りのこと。

2021年1月14日

ようやく開幕を迎えられる、と楽しみにしていた最後のトップリーグが、いきなり開幕週から延期になった。グラウンドへ向かう車中でこの知らせを受け、とてもがっかりした。

昨シーズンはコロナ、だけでなく本当は今の所属チームの薬物問題が大打撃となってリーグそのものが「ないもの」となった未曾有の状況だった。自分自身、NECの契約が更新されなくなり、8月に入団した日野で再スタートし、ここまでコツコツと準備を進めていただけに、本当に残念だ。そしてなにより、日野に入団して、スタッフの献身ぶりやコロナ対策、部員のコンディション調整やスキル向上に真摯に熱い姿を見てきたので、そういうスタッフや選手に、一度は捨てられた自分が再びその場に立たせてくれて、そして開幕まで連れて行ってくれたことに、感謝していた。それだけに、今回の決定は、非常に非常に残念で、仕方が無い。

おそらく、日野のスタッフと同じくらい、各チームのスタッフは、日々、感染対策に右往左往し汗をかいている。対策には多少の差はあるかもしれない。しかし、残念ながら陽性者が出たチームを決して責めるつもりなどないし、関係者のご苦労、バタバタぶりは容易に想像できる。つまり、言いたいことは、各チームの人たちは、開幕したい、盛り上げたいと思って、それなりにやってきた。チェアマンがエビデンスもなく軽々しく言えるほど、陽性者全員が緩んでいたわけではない。

感染経路にはいろいろなことが考えられるだろう。たしかにラグビー選手、関係者のこと、私自身もそうだが、仲間と酒を呑んだり歌ったりして楽しむのが生きがいだ。そういうことが、この時期で、すべてのチームで全くなかったかというと、それは確約できない。開き直るつもりはないが、我々もコロナ禍を生きる市民だ。たまには騒ぎたくなるし、ストレスも溜まる。行動にはこれからも十分気を付けないといけない。


リーグが課すPCR検査はいいとして、各チーム60〜70名近い部員が毎回すべて陽性者がゼロで試合が開催できると考えるほうがどうかしている。特に11月に入り各チームの練習試合の中止、代替試合などの状況をちゃんと見ていたら、1月の時期にどうなるかなど、中学生でも想像がついたのではないだろうか。


リーグ運営の責任者のご苦労は大変なものだと思う。でも、ラグビーを、トップリーグを社会へお見せする、リーグ運営に携わる人は大きな役割と責任がある。あくまで私の個人的な意見だが、W杯の熱狂から二年越しで、ラグビーを楽しみに、難関倍率を勝ち取ってチケットを購入してくれて楽しみにしてくれた人も少なくない。そういう人へ向けて、このタイミングで、全ての試合を中止にすることが最善策とはとても思えない。

再開の時期も明確とされてないなか、一方的な延期決定。努力して感染を抑え開幕を迎えられるチームもある。出来る試合はやるべきだったと思う。報道されてるような2月に再開されることになったとして、今より状況が好転しているエビデンスはどこにあるのだろう。日野でも、今週は感染者ゼロだが、2月にゼロだという保証などまったく持てない。

このNoteは自分だけの備忘録が基本で誰かに伝えようという趣旨ではないし、今回の決定は、誰か一人の責任じゃないし、批判するつもりはない。ただただ、社会人ラグビーが、これまでどおり、社会に受け入れられるように、関係者全員が、一人ひとりやるべきこと、矢印を自分に向けて、日々行動することしかない。幸い、開幕がまだ迎えられる可能性を残している。トップリーグが出来る日を目指して、自分自身、日々大切に過ごしていきたい。

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