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河野太郎のエゴサ方法を検証してみた。

 河野太郎防衛大臣(以下敬称略)のエゴサがハンパないとTwitter上で話題になっています。

 河野太郎がどのようにして自らの事を言及しているツイートを見つけているのかについて、エゴサなのか、それともフォースによるものなのか、はたまた日本政府のインテリジェンスの仕業なのかといった議論がこれまでTwitter上でなされてきました。

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 そこで、まずは河野太郎がエゴサーチで、自分のツイートを見付けていると仮定し、その際にどのようなワードを元にエゴサをしているのかを調べる事にしました。

 調査する期間は2018年10月5日から2019年10月9日までの約1年間で、空リプと空リプの下にぶら下がっておりそれが河野太郎のエゴサにひかかった可能性のあるキーワードを含むリプのみを対象とします。ただし、絵文字と引用元のツイートが消えているツイートはそこから除きます。総242ツイートを分析対象とします。分析にはKHCoderを使用しました。

 調べた結果。河野太郎のエゴサで引っかかったツイートに含まれるキーワードとして、「河野」が圧倒的に多く、「大臣」・「太郎」がそれに続くという事が分かりました。ここから、河野太郎は「河野」で、エゴサしている可能性が高いと推測されます。
 調べた242ツイートのうち252のツイートで、「河野」という単語が使われている事からも河野太郎がエゴサしたほぼツイートに「河野」の文字が含まれています。一部例外として、某大臣などの婉曲的な表現が使われているツイートもありますが、多くのツイートは「河野」という単語を元にエゴサしていることで、まず間違いないでしょう。

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 そして、河野太郎のエゴサに引っかからないようにツイートをする河野太郎チャレンジ(?)の際に、「見付かる」「見付からない」・「バレる」「バレない」というキーワードを利用して逆にそれらのツイートを発見している可能性が指摘されていました。
 しかし、結果を見たところ、むしろそのような単語が(河野太郎が発見する以前に)含まれているツイートは少なく、そのようなキーワードを含んで検索している可能性は著しく低いとの結論に達しました。

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クラスター分析や多次元尺度構成法(MDS)を使って調べてみても「河野」「大臣」「太郎」「外務」といった単語を中心として空リプではつぶやかれており、他に何らかの共通点は見い出せませんでした。

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 もう一度、エゴサされた元ツイの頻出ワードを確認してみても「河野」「大臣」「太郎」「外務」以外の単語の出現率はどれも同じように低いため、別のワードでエゴサしている可能性はやはり考えられません。

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 1つ目の結論として、河野太郎は恐らく「河野」という単語で、エゴサをしているが、例の河野太郎チャレンジ(?)に関してはそのような手法は採用していないと思われる事が分かりました。

 では、例の河野太郎チャレンジをどのようにして、河野太郎が発見しているのかという問題を考えていこうと思います。

 「国家機関や諜報機関によりエゴサが行われている!」というツイートを時々見かけます。
なので、まず一つ目の仮説として、諜報機関を雇っている説を考察していこうと思います。

 もし仮に、諜報機関が河野太郎のエゴサを手伝っているとすると諜報機関のOSINT(Open Source Intelligence)という手法を取っているはずですが、河野太郎が見つけて来るツイートにはそのような諜報活動に使われるツールでは発見の難しいツイートまで含まれており、そのような人物・組織を雇っているとは到底考えられないので、この仮説は棄却します。

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 次に、河野太郎本人にリプライで、河野太郎チャレンジツイートの存在を教えている説と河野太郎チャレンジのツイートに、送られるリプライで、本人が気付く説を検討してみようと思います。

 これについては、どちらも河野太郎に発見される以前からそのようなリプライがついたり、河野太郎本人にリプが送られている形跡は全く見当たらなかったので、この説も否定します。

 また、たくさんRTされバズることで、本人の元に通知が行く説に関しては、本人に引用されて伸びるツイートもありますが、本人に引用されても全く伸びずにRT数が1桁代のツイートも数多くあり、確かに多くRTされる事によって本人が気が付くこともあるかもしれませんが、発見されるツイートはRT数の多寡に左右されていないので、この説も妥当とはいえません。

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 最後の仮説として、私が提案するのはエゴサして見つけた人のツイートを読んで(漁って)見付けている説を提案したいと思います。

 これは河野太郎が自分に批判的なリプを送ってくる人(特に左翼)を的確にブロックしており、誤って一般の人をブロックする数が少ないことと、以前に自分に批判的なリプを何度も送ってくる人に対して、その人のリプライをスクショ付きで晒し、苦言を呈した事があり、よくリプライを送ってくる人についてもある程度把握していると思われるからです。
 そして、自らのツイートについたリプを引用ツイートをする際に、同一人物に対して継続して引用リプを返すこともあるため、頻繁にリプライを送ってくる人を把握している(認知している)可能性が高いことも伺えるので、エゴサの際に該当ツイートのみならず他のツイートもみている可能性が非常に高いと私は思っています。
 なので、私は最後の仮説である「エゴサして見つけた人のツイートを読んでいる(漁って)見付けている説」を提案したいと思います。

 以上が私の思う河野太郎のエゴサ方法となります。

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