【漫画】アクタージュ act-age 12巻の見どころ紹介
7/3に週刊少年ジャンプ連載中の漫画、「アクタージュ act-age」12巻が発売されました!
早速読んでみて、とってもおもしろかったので、
まだ読んだことのない人にも読んでもらえたらと思い、見どころをまとめてみました!
1.アクタージュ とは?
一言で言うと、
演劇がテーマの、役者の成長物語です
ストーリー概要はこちら↓
主人公・夜凪景(よなぎ けい)が俳優を目指し芸能事務所「スターズ」の開催したオーディションを受けたところ、審査員の黒山墨字(くろやま すみじ)の目にとまる。夜凪は半ば強引に黒山の事務所「スタジオ大黒天」に配属され、俳優活動をすることとなった。メソッド演技を使いこなす異質な役者の卵・夜凪景の成長を描くストーリーである。
出典:
週刊少年ジャンプにて2018年8号より連載され、
「次にくるマンガ大賞2018」では5位にランクイン。
最近では舞台化も決定し、
アニメ化して欲しいランキング一位に選ばれていたり、
とても注目されている漫画の一つです!
2.12巻までのあらすじ
12巻に続くあらすじを紹介するのにとても細かくまとまっている記事があったため、そちらを引用させていただきます。
※内容は11巻のネタバレになっているため、お気をつけください!
天才的な演技の才能を持つ女子高生・夜凪景は、映画監督の大黒墨字に才能を見いだされ、女優としてデビュー。映画、舞台に続けざまに出演し、芸能界で大きく注目されるようになる。そんな夜凪が現在挑戦しているのが『西遊記』の一部を戯曲化した舞台『羅刹女(らせつにょ)』。芸能プロデューサーの企画によって、夜凪のライバル・百城千世子(ももしろ ちよこ)とのダブルキャスト公演となった『羅刹女』は、作品の評価を巡って2人が戦う演劇バトルだ。
大黒墨字が舞台演出として千世子の出演するサイド「乙」に回る中、夜凪の出演するサイド「甲」には、退屈な日本を飛び出してハリウッドで映画俳優となった天性のスター俳優・王賀美陸(おうがみ りく)と、『羅刹女』の原作者にして芥川賞受賞作家で芸術家の山野上花子(やまのうえ はなこ)が初めての演出として参加。自分の演技に絶対の自信を持つ王賀美と、天才肌の山野上に翻弄されながらも、羅刹女の役を自分のものにしていく夜凪。そしてついに舞台初日を向かえる
ここまでが12話に続く羅刹女編序盤のあらすじです。そして初日舞台の中ではこんなことが、、、
幕が開く直前に山野上が言ったことは「私はあなたのお父さんとお付き合いしていました」「あなたのお母さんのお葬式の夜も私は彼といました」という衝撃の事実だった。この言葉で、完全な羅刹女となった夜凪の演技は鬼気迫るものとなり、全身から発する怒りは観客を震え上がらせるのだが、これでは舞台にならないと仲間たちは心配する。
中略
最終的に、夜凪が演技の火種としていた憎しみの感情が擦り切れてしまい、芝居が解けてしまう。演技に心が入らないまま無理やり終わらそうとする夜凪の演技を王賀美が止めてしまい舞台を壊してしまう
出典(より細かく12巻へのあらすじを見たいなら最適な記事です):
11巻では夜凪の出演するサイド「甲」の初日舞台が描かれており、
その中身は決して想定通りの大成功という内容ではなかったことまで覚えていただければ12巻はすっと内容が入ってくると思います!
3.登場人物紹介
12巻を読むにあたって、最低限知っておくべき登場人物をまとめてみました。合計6人です!
①夜凪景(よなぎ けい):サイド「甲」の羅刹女役
高校生。母親とは死別、父親は家に帰らず、弟妹のルイ、レイと3人で暮らしている。両親の残した映画を見るのが好き。映画を見あさる内に独学で、感情をコントロールし役に没頭する技法「メソッド演技」を高いレベルで身につけた。役者としての才能に繋がるが、同時に危うさにもなると指摘されている。
②王賀美陸(おうがみ りく):サイド「甲」の孫悟空役
元スターズ所属のハリウッド俳優。圧倒的なスター性と知名度を誇る為、周囲の俳優に及ぼす影響力は大きく、徹底的に仕事を管理するマネージメントに反発。16歳でスターズを辞め、「この国は狭すぎる、どん詰まりだ」と白石に告げて渡米する。愛称は「リッキー」。
③山野上花子(やまのうえ はなこ):サイド「甲」の舞台演出担当
北海道出身の芸術家。山中でただ一人創作活動をしていたところ、天知の誘いによりあまり乗り気ではなかったものの舞台「羅刹女」の演出を引き受ける。どこで何をしているかわからない夜凪の父親とは過去に面識があったらしい。
④百城千世子(ももしろ ちよこ):サイド「乙」の羅刹女役
「スターズの天使」の異名を持つ若手トップ女優。容姿端麗で演技力が非常に高く、俯瞰力と客観性に長ける、と正に役者になるために生まれたような人物。しかし、夜凪とは違う意味で異質であり、本性をつかめない。
⑤明神阿良也(みょうじん あらや):サイド「乙」の孫悟空役
劇団天球に所属する舞台俳優。憑依型のカメレオン俳優と評される演劇界の怪物。街角で巌さんにスカウトされるが、当初役者に興味がなく、かといって他にすることもなかったので稽古場に何となく出入りするようになる。興味のない相手の名前を覚えなかったり、無頓着な発言をよくするため、日常生活では色々と問題児である。
⑥黒山墨字(くろやま すみじ):サイド「乙」の舞台演出担当
オーディションで夜凪を拾い上げた破天荒な映画監督。作品の評価は高いが日本での知名度はいまいちらしい。夜凪を大物に育て上げようと無茶なことをいろいろ画策する。
出典:
4.12巻の見どころ
見どころは大きく3つあります。
ネタバレのないように注目ポイントを書いていきます。
①百城千世子(ももしろ ちよこ)の心境の変化
サイド「乙」の初日舞台をみた百城千世子は、夜凪景の鬼気迫る演技と自分の演技を比較し、悩み、悔しさ、焦り、絶念など様々な感情が生まれ葛藤します。
そんな中、サイド「乙」舞台演出担当である黒山墨字がとある場所に千世子を連れていきます。そこで千世子が見たもの、感じたものから心境の変化が生まれていくという場面です。
②サイド「乙」の初日舞台
サイド「乙」の初日舞台。黒山墨字が勝つために手がけた戦略と、
役者それぞれの稽古を経た役者としての変化や成長が語られています。
そして見逃せないのがサイド「乙」の舞台の終わり方です。
どのように舞台を終わらせたのか、なぜその終わり方にしたのかは必見です。
③舞台千秋楽後の打ち上げ
12巻では舞台の公演が全て終わり、サイド「甲乙」全員のメンバーでの打ち上げが行われる場面があります。
「羅刹女」という舞台終了後の、夜凪景と百城千世子の関係性に注目してみていただければと思います。
12巻を読んだ熱量が収まらず勢いでこのnoteを書いてしまったため、見苦しい構成や内容かもしれませんが、この記事を見て1人でもアクタージュを読んでみたくなる人が増えたらいいなとおもいます。読んでいただきありがとうございました!
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