一欠片の誤解から本音がのぞく

二度と欺かれまいと自分に誓った悔し涙の夜を裏切って何度も落とし穴にはまる。
別れはいつも最悪の言葉をあびる。

嫌われ名人はいつだって慟哭し自らを破壊する。
人間は必ず殺傷力を持つ言葉を隠し持っている。どんなに優しい人からも私はそれを引き出してしまう。

知能的に優秀な人から見れば白痴に見える私に対し油断するのか本音が漏れる。

「よく来れたね」と喧嘩別れをした心理カウンセラーに言われたことがある。
前回は「怠け者」と言われた。どんな心理カウンセラーだと怒り覚えたが意気消沈して帰路についた。
恥を忍んで臨んで最初の言葉が「よく来れたね」だった。
たいしたことないと思える人はお目出度い人だと思う。
鬱に檄を飛ばすカウンセラー。