思いはいつでも失速し落下する

ひとりで生きられないなら

ひとりで立てないなら

妄想の中に入り込み

ひとりで生きる幻となって

現実との境目が分からなくなり

妄想はリアルになる

迷惑千万な存在が迷惑をかけてはいけませんと説教している

人に頼るなと叫ぶのは

誰にも信用されないから

自覚なき人生からの落下

ひとりで生きているのは

自律ではなく孤立無援を妄想で糊塗したから
「出来ないこと」を「しない」と言い換えて独立独歩の妄想に生きる

憐れなる生き物よ