【散文詩】愚図々々してると

三球三振のように

嘘をつくのはよくない

嫌なら嫌だと

目を逸らさず言ってくれ

それがせめてもの

敬意ではないのか


サヨナラホームランを

打たれたエースのように

嘘の涙は通用しない

笑っているのは

知っている

思いどおりに逃げ出したと

嘲るくらいなら

目を逸らさず

貶すのが

思いやりかもしれないから