俺たちの真実は底無し沼の底の底

仰ぎ見る青空に夢を託す
流した汗は嘘を吐かない 
そんなことを信じて疾走する
砕け散る魂はいつまでも
熱塊の情熱に捧げる

ところがぼくの探し物はふらつく足の下

栄光や名誉とは無縁の底無し沼の中

泥濘に足を取られ嘲笑と罵声に囲まれて

最低辺の下の下

分かって欲しいわけではない

慰められたくもない

ぼくだけが感じる甘美な寛解

狂気と凶気の混合物と嘯いて

最高だと詠いあげる凱歌

ひとり合点のお山の大将で上出来さ

狂気の幻聴幻覚とまともな生き方を交換したのは魔の十字路

ぼくだけの旋律が琴線を鳴らす

君にしか歌えない歌を聴かせて欲しい