【自由詩】叶わぬからこそ見続ける夢

夢は夢のまま変わらずに

百足の歩みは届かぬ手鎖の枷

鞭打つ滝の光柱を呑む

肯定の評価に耳を塞ぐ

信じる意味を目で瞑り

吐き出す優しさの偽善の深度

届かぬ詩の死屍累々と寒風に裂ける賽子の目