【散文詩】こんにちは臆病風

臆病風は突然やむ

怒鳴られビビって

酒で発散する夜な夜なに

二日酔いの通勤電車

辞表を叩きつけるのは

自分の臆病風に

まっすぐ目を見て

言いたいことを

切れずに粛々と

胸を張れば

心配は杞憂に

そして空はただ碧く