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好きなものを好きでい続けること

こんにちは。
こころと暮らしの研究家 西村昌子です。

三連休の最終日。
家族で美術館に行ってきました。

大好きな民藝の展示。
スタートした7月からずっと行きたくてうずうず。
だけど、後回しにしていました。

足を運んだ今日は、なんと最終日(笑)
なんとか間に合いました。

展示はもちろん素晴らしくって、
そのことについてもたくさん書きたいのですが、
今日は「すきなものをすきでい続けることの大切さ」について
書こうと思います。

美術館の入り口に巨大なネコがいた

学生時代に美術史や芸術論を専攻していたわたしにとって
美術館はとても身近な場所でした。

どこでどんな展覧会が開催されているのか、
そしてこれから開催されるのか、
定期的にチェックするのが習慣のひとつで、
よくひとりでフラッと出かけていたものです。

けれど、いつからか(おそらく結婚してから)
そんな習慣も過去のものになり、
美術館から足が遠のくようになっていました。

夫は美術に興味がないひとで、
付き合いだしてすぐの頃に一緒に行った展覧会が
人生初だったよう。

そんな話を聞きながら初めて2人で行った美術館。
隣にいる夫が退屈しているように見えました。

子どもが生まれてからは、
なんとなくさらに行きにくくなり…。
静かにしないといけないし、
子どもに振り回されて
ゆっくり楽しめないのも嫌だし…と
ブツブツブツブツ
こころの中で言い訳を重ねていました。

そうしていつのまにか
すきなものをすきでい続けることを
あきらめてしまったのかもしれません。

こんなのもいた。

そんな風に気づかぬうちに
自分のこころにフタをして暮らしていましたが、

このところのいくつかのセッションで、
そのフタをあける機会がありました。

どんなときもわたしに元気をくれるのは、
わたしをパワーチャージしてくれるのは、
大好きな美術だってことに改めて気づかされたんです。

だけど、いつも家族に遠慮していました。

だって、夫も娘も興味がないだろうし、
そんなことにお金と時間を使うのは申し訳ない。

だけど本当は行きたかった。
もっとたくさんいろんな作品に触れたかった。

もちろん、ひとりでもいいんだけど、
その時間を「家族と共有したい」と望んでいるわたしが
こころの奥底にひそんでいました。

図録も買っちゃった♡

そんなわけで
3連休の最終日(そして会期の最終日)に
美術館に行く予定を入れてみたのですが、

直前になってやっぱり「申し訳ない」みたいな気持ちで
こころがざわざわーとうずき、
素直に「行こう」と言えなくなってしまいました。

そうこうしているうちに、
娘はボールプールに行きたいと言うし、
夫は娘の希望を優先したいような雰囲気だし…

「今日が最終日なのに!!!!」
「それやったらもう、1人で行くし!!!!」

と、勝手に拗ねて、怒りだしたわたくし…
(もうすぐ40歳です…恥ずかしい)

ほんとにひとりで行けばいいんだけど、
ありがたいことに、普段からひとり行動が多いので、
どうしても今日は「家族で」行きたかったみたい。

そんなこんなで、
ひとしきり騒いで、夫と言い合いをした後、
やっと素直に「一緒に行ってほしい」と言うことができました。

すると、

「今日はママの行きたいところに行く。
 ボールプールは次のお休みにする。」(by 娘)

夫も快くOKしてくれました。

芝生に寝転んでみた

美術館に向かう途中、夫と昔話。
初めて2人で美術館に行ったときのことを。

「あのとき、退屈そうだったから」と伝えると、
「えー興味深く絵を見た記憶やけどなー」と。

もしかしたら、もうあの時から、
わたしの「思い込み」は発動していたのかもしれません。

おそらく人生初の美術館だった娘さんも、
建物の豪華さを楽しみ、
作品のあれこれに「すき」「きらい」を言いつつ、

やっぱり落ち着きなくウロウロしちゃうのは、
夫がフォローしてくれて、
思いのほか楽しく心地よく過ごすことができました。

芝生が気持ちよかった

わたしはこうやって
自分のすきなものやすきなことを
家族や大切な人と分かち合っていきたい。

とてもとても望んでいるのに
とてもとても恐れているんだと気づきました。

どこかで無理強いをしている気になったり、
わかってもらえないと思い込んでいたり。

いろんなネガテイブが
ここにつまっているように感じます。

けれど、今日一歩踏み出してみて、

・楽しみ方は人それぞれだということ
・すきなものはやっぱりすきだということ
・一緒に楽しんでくれるひとがいること

がよくわかったような気がしています。

大人も子どもも
日々の中にはいろんなことがあります。

楽しいこと、つらいこと
やりたいこと、やりたくないこと etc

その全部がまるッと「人生」であり、
「命の時間」を費やすものたちでもあります。

それならばやっぱり「すき」を真ん中に置いて
その輪が広がっていくような生き方を、暮らし方をしていきたい。

だってそういう人生はきっと、
明るく楽しくパワフルだって思うから。

自分の「すき」にフタをして
「こうあらねば」「こうしなくては」を優先する生き方は
こころがしぼんでいってしまいます。

きっとみんな(わたしも含めて!)
なりたくてそうなっているわけではないけれど、
気がつくとそうなっていて、
知らない間にいろんなことをあきらめ、
上手くいかないことが増えていく。

そんなの悲しい。

だから自分の「すき」は絶対に手放してはいけない。
あきらめてもいけない。忘れもいけない。

そんなことを学んだ3連休の最終日でした。

走る娘


いつだって目の前の人や現実は
「わたしの鏡」

そう信じています。

セッションでクライアントさんに伝えていることは
わたし自身へのメッセージでもあります。

だからいつも、
目の前のひとと、言葉を交わすひとと、
一緒に前に進んでいるって感じています。

そう思うと、つくづくありがたい仕事をさせていただいているなと
胸がいっぱいになります。

これからもいつも目の前の人とともに。
一歩ずつ進んでいこう。


最後まで読んでくださり、ありがとうございます!

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