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TOKYO2020            オリンピック施設の豆知識💡

今回初めてNoteを掲載せていただきます。今年の4月に入社しました。新入社員の石原夏帆です。宜しくお願い致します!

前回の記事では、皆さまの声で生まれたハイヤー花見ツアーについてお話ししました。

前回の記事はこちら↓


今回は、現在開催され、日本人選手が史上最多の金メダルを獲得するなど、盛り上がりを見せている東京オリンピックについてお伝えしようと思います。

コロナ禍でも活躍する選手を見ていると、元気や勇気がもらえている気がします!
1年延期し、実施された今回のオリンピックは、歴史的にも私達に記憶されるでしょう。
そんな盛り上がりを見せている東京オリンピックで使用されている施設の一つ、オリンピックスタジアム(国立競技場)🏟 の知ってもらいたい豆知識をお伝えします!


オリンピックスタジアム(国立競技場)

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この施設は、開会式と閉会式が行われ、陸上、サッカーなどに利用される施設です。
東京1964大会のオリンピックスタジアムであった国立競技場は、今回の東京2020を機に生まれ変わりました。
 設計を手がけたのは、建築家の隈研吾さんです。隈研吾さんが手がける建築物の特徴は、土地の環境や文化に溶け込むことを目指し、木材など日本古来の素材を活かした「和」のデザインです。
 隈研吾さんの様々で細かなこだわり、工夫が詰まっているので、一部を抜粋してお伝えします。

①周囲との調和

 オリンピックスタジアムは、明治神宮内苑から皇居を繋ぐ緑に囲まれた所に位置しています。エリア一帯の貴重な緑を未来に残すため、周囲と調和する「杜のスタジアム」として生まれ変わりました。
例えば、、、観客席をコンパクトにすることで、建物の高さを50メートル以下にして、上部をフラットにした構造によって、周囲の景観との調和を図っています。
 また、周辺の地域特性を活かし、明治神宮内苑を「杜」、市街地を「里」とし、「緑の杜」「大樹の里庭」「水辺の里庭」と3ゾーンに分けられています。


②日本の伝統を活かしたデザイン

 日本の伝統建築物に利用されている軒庇(のきびさし)をスタジアムの外周に設け、日本らしいスタジアムになっています。

 ところで、、、軒庇とは何かご存じですか?
この部分です!! よく五重の塔など伝統的な建築物で目にしたことはありませんか?
 この軒庇には、なんと全国47都道府県から集められたスギ(沖縄のみリュウキュウマツ)が使用されています。
北側から南側にかけて、北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州、沖縄地方の木材で囲われています。
 上部の緑の部分は、明治神宮外苑の杜との調和が図られ、灯りは、ぼんぼりや灯籠といった日本的な柔らかな光で演出されています。
 木材が使用されることによって、日本らしいあたたかさが表現されているように感じます。

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③工夫された観客席

 スタジアムの座席は、下層から上層にかけて不思議なモザイク状のデザインになっています。これは、アースカラーを使用することによって、森の木漏れ日を表現していて、フィールドに近い部分は濃い色が多く配色され、屋根に近い部分は薄い色が配色されているそうです。
 観戦中にオリンピックスタジアムの観客席が映った際、デザインに目を奪われませんでしたか?


④ ユニバーサルデザイン

 コロナ禍でなかなかオリンピックスタジアムの中に入る機会は、今は難しいかもしれません。しかし、隈研吾さんは、

「国立では少人数の時も楽しさやにぎわいが感じられるように、と。これから少子高齢化になるので、イベントもどんどん小さなものになる可能性がある。そういう時代を意識し、ああいう色の配置を考えたんです。」

とも仰っています。 オリンピックスタジアムは、いつか世の中が落ち着いたときに、全ての人をフラットに受け入れる環境も整っています。
 例えば、スタジアムへは、緩やかな勾配になっているため、車椅子や足腰の弱い方でも回的かつ安全に向かうことができます。また、主要ルートには、誘導ブロックや音声案内サイン等視覚障碍者の方にも配慮されています。
 それだけではありません。観戦の際に関しては、全てのエリアに車椅子で観戦できる席が500席あり、同伴者の方も隣に座って観戦可能です。そして、車椅子のサイトラインから前の人が立ち上がってしまったとしても、視界を妨げず、感動を共有できる空間があります。

建築家 隈研吾さん

 ちなみに、、、都内には、表参道のサニーヒルズなど隈研吾さんが手がけた建物が多くあります。実際に、私も研修時、先輩PLに数多く紹介して頂きました。どの建物も竹が使われていたりと日本らしさがあり魅力的で記憶に残っています。
そんなオリンピックスタジアムの設計を手がけた隈研吾さんの展覧会「隅研吾展」東京国立近代美術館にて開催されています。期間は、2021年6月18日(金)~9月26日(日)です。月曜日は休館日なので、ご注意ください!
隈研吾さんの生み出す建築物の魅力に吸い込まれた方は、ぜひ東京国立近代美術館に足を運んでみてください!!
詳細はこちら↓
https://www.momat.go.jp/am/exhibition/kumakengo/


日本オリンピックミュージアム

 そして、今は閉館中ですが、オリンピックスタジアムの側には、日本オリンピックミュージアムがあります。

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 日本オリンピックミュージアムの前には、オリンピックのモニュメントがあり、オリンピックスタジアムとモニュメントと一緒に写真を撮ることができます!写真を撮る際は長蛇の列になっていることが多いので、水分補給をしっかり行い、熱中症にお気をつけください!
過去の東京オリンピックの聖火台なども外に展示してされています。

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 施設内では、オリンピックの歴史など展示パネルやゲームを通じて、楽しく学ぶことができます。
 8月11日から再開となり、営業時間は10時から17時までです。月曜日が休館日であることと入場にはオンラインによる事前予約が必要であることにご注意ください!
詳細はこちら↓
https://japan-olympicmuseum.jp/jp/

今の私たちにできること

 緊急事態宣言の延長に伴いステイホームが求められているため、なかなか外出する機会がなく、難しい状況だと思います。そこで、今回オリンピックの観戦でメインスタジアムとして使用されるオリンピックスタジアムの豆知識をお伝えすることで、少しでも皆様のステイホームが素敵な楽しい時間になれば幸いです。
 アウテックでは観光知識が豊富なアウトドアプランナー(ドライバー)が在籍しています。
コロナウイルスが落ち着いた頃に、私達と一緒に熱戦が繰り広げられたオリンピック施設を巡ってみませんか? 実は、、現在オリンピック施設を巡るツアーを企画中です‼ 近日中にツアーの詳細を公開するので、楽しみにしていてください☺

 また、送迎の際、オリンピックスタジアムを見てみたいなどゲストのご要望を柔軟に対応しております。
 弊社のスローガンである、単純な移動を楽しい移動にを実行しているアウトドアプランナーにお気軽にお声がけくださいませ!

 皆様にお会いできる日が来ることを楽しみにしております!

コロナ空港検疫情報、随時更新中です📝

追記

お待たせ致しました!

五輪関連施設を巡るツアー「新国立競技場と競技場施設めぐり」が完成し、予約がスタートしました!! オリンピックの感動を再び味わいませんか?皆様にお目にかかれます事を心よりお待ちしております!



アウテック 石原夏帆

引用
国立競技場の概要について
https://www.jpnsport.go.jp/kokuritu/Portals/0/kokuritu/project-summary/kokuritsukyougijounitsuite.pdf
朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASP6X6VD6P6XULZU006.html

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