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友人が不動産と モメた話


お久しぶりです、元気?少し相談させてください。


しばらく連絡を取っていなかった九州時代の友人から突然連絡がきた。

どうやら 不動産会社と もめたらしい。

入居日は10月18日で合意が取れていたのに、
“清掃が早く終わったので9月30日から家賃が発生します”
と通告がきたとのこと。


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と添えられていた。


“造詣が深い”なんて言葉、
私は生まれてこのかた日常生活で使ったことない。
なんなら、読み方わからなくてググった。

彼と話すといつも自分の語彙力の少なさに気づかされる。
一体 どんな人生歩んだら そんな言葉が出てくるんだか。


意味もなく宅建をとった


そんな彼から連絡が来て
私は 4年前、意味もなく宅建をとったことを思い出した。

当時 働いていたのはITインフラの会社。
仕事で必要だと言うことは全くなかった。
これっぽっちもなかった。
同時期にとった 高所作業車の免許の方がまだ役に立った。


↓ 高所作業車ってこれね。窓の外 拭きたいとかあったら呼んでくれ

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社長に「應武なら 宅建も簡単に取るんだろう」なんて言われたような気がする。よく知らないまま 返事をしたような してないような。


今思えば 法学部を実質早期卒業した私は
「自分が法律を勉強したことの証」が欲しかったのかもしれない。

それならば普通、弁護士や司法書士、行政書士では?

いやいや私にそんな集中力はない。
世の中が面白すぎて もう机になんて向かってられない。

高校生までの「野球部と勉強と、たまに恋愛」だけで構成されていた毎日にもう戻れる気がしない。


知らんがな。


そんなことはさておき、
友人からきた相談ごとに首を傾げた。


知らんがな。

宅建は合格したものの、
不動産の仕事をしたことはない。

法律はかじったものの、
基本的な考え方のベースしか知らない。

何度でも言う、知らんがな。


けど必死に考えた。
必死に 考えた末、私なりの見解をのべた。
あってるか間違っているかしらん。

(今これを読んでいるあなた…
 もしこれで不快な気持ちにさせたら すまん。
 あと、間違いに気付いても優しくして…ください。笑)

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ジュゲム並みに長いLINEを読んだ彼は
「ありがとう」のお礼とともに、
不動産屋に 出陣した。


検討を祈る。


あっぱれ


1時間後、連絡が来た。

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あっぱれ。


担当営業は、案の定ごねたらしい。

「お話が違うので 店長呼んでいただいてもよろしいですか?」

『外出にしております』

「では、どなたか別の上司をお呼び頂けますか?」

『他の対応中ですので…』

「では後日伺いますので、アポだけ取らせていただいてもよろしいですか?」


営業、焦って部屋の奥へ…


そうして「上の人」がお出ましになって解決したらしい。


「とんだ災難だったねえ」という私に
『泣き寝入りかと思ったけど、言ってみるもんだね。相談してよかったわ』と彼は笑った。

「困ったときに思い出してもらえて嬉しいよ。お役に立てて何より」
と返すと、

『俺があなたの役に立てることはないんだろうけど』
と言われた。


相談をくれた時点で 役に立っているんだけどな。


助けると同時に 自分も助けられている


ここ最近、相談をもらうことが今までよりも増えた気がする。

「北海道旅行に行くんだけど どこに行こう」という
知り合いの知り合いからの相談(あなたの好み、知らんのやけど 笑)

「妊娠したんだけど産休どうしたらいいんだろう」という
友達からの相談(入社以来、最も就業規則を真面目に読んだわ)

「転職をしようと思うんだけど、どこのエージェントがいいかな」という
友達からの相談(偏見に満ちた回答してごめんな)

「手伝ってもらってる人に 株が欲しいと言われた」という
社長からの相談(会社法なんて大学で習わないのや)

「この文章どう思う?」という
チラシの文言に関する相談(その業界に詳しくなったわ ありがとう)


「知らんがな」って思いながら
いつも全力でGoogle様を使い倒し 返信する。


頼ってもらえるって、とても嬉しい。
いっけん、私が与えているような形なんだけれども
それによって得られるこの感情は 十分すぎる対価だなあと思う。

助けると同時に 自分も助けられている。


お前はいつも図々しいよ


でも、逆になると話は別だから面白い。

頼られるとあんなに嬉しいのに
自分が頼るときには なぜか遠慮してしまう。

いや、お前はいつも図々しいよ、と思ったあなた
これでも ちゃんと遠慮を感じることもあるのです。

「申し訳ないな」とか
「時間無駄にしないかな」とか
「迷惑じゃないかな」とか

忙しそうな先輩に話しかけるのなんて死ぬほど嫌いだし
書いた広告文の添削依頼なんて いつもビビってる。


常に
“私が頼ることによって、あなたも助けられているでしょう”
くらいのスタンスで生きたいものだなあ。



あなたも 相手のために もっと人を頼りなされ。

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