息遣いalive

身も蓋もない蜃気楼的衝動だけを背負い(ゆらり、ゆらりと)今も尚、二重整形をすれば世界が変わると信じている。日が経てば髪が伸びていくように、時が経てば夕暮れが鋭角を帯刀するように……。
つねに最高傑作でいたい。最大瞬間風速でいたい。後ろ髪を引かれたくない。可愛い絵文字なんか使いたくない誤魔化したくないおでこくっつけあって瞳の内奥をとらえたいたがいの眼光を反射しあいたい家系図いっしょに終わらせたい! この血液色の夕映えが破裂、月影、破裂、朝焼け。端から端まで全部くれ、と愛を恫喝する、愛の恫喝をする、といっても君は銃社会だから返事も待たずほら、また撃ち抜かれて強くてニュゲーム。
正当に、真っ当に、犯罪をひとつも犯さず、君の唇に隠れた神聖な領域を侵さず、合法的に生き抜く方法はあるのか。他人の生き方を掏摸せずに生きていけるのか。ロールモデルをロールプレイングするだけの人生か。わたしは、わたしだけの人生を送れているか。(おまえはおまえの踊りをおどっているかい?と江戸アケミに声をかけられたい)
誤植が偶然「好き」という単語になっている、みたいに、エロ漫画の劇的なルビ振り、みたいに、言葉が熱で崩れ出す瞬間を待っている。青春は波長のズレたFM東京、思春期は熱暴走。
狂れる・触れる・振れる・ふれる
あの日鳴ったギターのコードは分からないけど、今も鮮明に、覚えているから、私のサイレンはきっとあの音だ、非常事態に私が叫ぶ音階はあの日のあのコードにきまっている。
半分幽霊願望。半分空気衝動。あなたから認識されずに思いつづけていたい、ROM専少女、大量のいいねは血反吐のようなビビッドピンク。息遣いはalive(●´ω`●) あらいぶ=^・ω・^=大事なところに花粉がまとわりついている花みたい(花って生殖器らしい)に、大事な記憶にティンカーベルの粉がふりかけられて、空を飛んでいったから記憶のない十四歳をとりもどすために、思春期を延命しつづける。

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