言葉

言葉。他人の言葉。親の言葉。友達の言葉。

世の中の殆どは言葉があって成り立っている。

想いを伝え、受け取り、それに対して反応する。

言葉のキャッチボールが必須な世の中で、
さらに言えば私は、言葉を扱うのが得意だと思っていた中で、ふと、感じる時がある。

今の自分の言葉がどう相手に伝わったか、と。

言葉は感情を現すことが出来るので、普段決して自分以外に見えない感情を、相手に届けることが出来る魔法だと思う。

ただ、この魔法は有能な訳ではなく、時に、間違ったかかり方をする。

相手を救いたい言葉や、相手を褒めたい言葉、時には相手を傷つけたい言葉ですら、
捻れることがある。場合によっては頻繁に。

私は、他人の気持ちを理解することは得意だとしているが、共感は苦手で、だからこそ、相手に伝わって欲しい気持ちを上手く言葉として表せないことがある。

これはとても苦しいことであるし、
さらにもっと苦しいことといえば、この「言葉」を取り消すことはなかなか難しい、という点である。

今回においては、どちらかと言えば皆へのメッセージにはならないのだが、私は最近になり、
自分の言葉がどれだけの重みを持ちうるかを気にする必要があるなと感じている。

元来その人が持つ地位などは関係なく、
皆が皆、自分の言葉をもっと大切に扱うべきであると思う。

気持ちの伝え方。意見の通し方。

言葉によってはどれだけきつい言葉もまかり通るし、
どれだけ柔らかい言葉も刃となりかねる。

言葉は考えるより先に出るものだからこそ、
各々が生活する上で、最も大事に扱うべきものだと、そう思って、日々反省を繰り返したいと思う。

さて、この言葉たちは、読者にどう伝わるだろうか。



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