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人生の周期に合わせる

以前の投稿で、気の流れは180年周期で繰り返すという思想について書きました。もう少し短いサイクルに、12年周期の春夏秋冬理論があります。

シンプルですが、信憑性が高い考え方です。

春夏秋冬理論とは

春夏秋冬理論では、人生を3×4=12年のサイクルで進行すると考えます。

12年を「冬(導入期)」「春(成長期)」「夏(成熟期)」「秋(衰退期)」という4つの季節に分けて、各々が3年間続くとされています。

このサイクルは生まれてから死ぬまで繰り返され、それぞれの季節に最適な行動を心掛けることで、うまく軌道に乗ることができます。

冬:畑を耕し、種を蒔く
新しいことに挑戦する

春:水や肥料を与える
自分自身に栄養をつける

夏:芽吹いたものを育てる
勢いに乗って取り組む

秋:収穫を受け取る
良いことも悪いことも受け取る

この理論を活用するには、今の自分がどの季節にいるのかを理解することが重要です。

現在の私は春1年目

エネルギーを外に向けて、自分自身に栄養をつける時期です。芽吹いた種が枯れないように、自分を磨いて力をつけるべきときだそうです。

自分の季節はこちらで調べることができます。

12周期が一巡したと感じた出来事

春夏秋冬理論について書きたくなったのは、サイクルが一巡した雰囲気を感じる出来事があったからです。

先週DJを再開した話をしましたが、再開しようと決めた頃から、当時クラブで遊んでいた人たちと、立て続けにばったり出会うようになりました。

10~20年間まったく見かけることがなかった人たちとの再会が頻発すると、なにかしらの因果を感じてしまいます。

スイスの精神科医・心理学者であるカール・グスタフ・ユングは、意味のある偶然の一致を指してシンクロニシティという概念を提唱しました。

シンクロニシティ(英語:synchronicity)とは、ユングが提唱した概念で「意味のある偶然の一致」を指し、日本語では主に「共時性」と訳され、他にも「同時性」もしくは「同時発生」と訳される場合もある。例えば、虫の知らせのようなもので因果関係がない2つの事象が、類似性と近接性を持つこと。ユングはこれを「非因果的連関の原理」と呼んだ。

シンクロニシティ(Wikipedia)

それぞれが12年周期のサイクルで、衛星のように周回軌道をもつ人生を送っているならば、共時的事象が起きるのも不思議ではありません。

2001年にターンテーブルを購入して、DJとして活動していたのが2012年まで。2013年から忙しくなって中断していたのを2024年に再開。

見事に12年周期のサイクルが2回転しています。

わたしたちのサイクルも調べてみると

2014年8月8日創業の弊社は冬1年目です。

これまで取り組んできた仕事を振り返り、今のスタンスや範囲が揺るぎないのかを見極める時期のようです。

これまでの10年を春夏秋冬に当てはめると、意外としっくりきます。

春:水や肥料を与える
1年目 創業
2年目 ファブラボやまぐちを開設
3年目 総務省のプログラミング教育事業に参加

夏:芽吹いたものを育てる
4年目 事務所の移転先が決まる
5年目 プログラミング教育ワークショップ開始
6年目 事業拡張、スタッフが増える 

秋:収穫を受け取る
7年目 「やまぐち子ども未来型学習プロジェクト」に参加
8年目 コロナ禍でも順調に売上拡大
9年目 NHK Eテレ「ふるカフェ系 ハルさんの休日」出演

冬:畑を耕し、種を蒔く
10年目 制作から運用にシフトチェンジ、情報発信に力を入れる

10年間で、ファブラボや教育分野での事業はゆるやかに成長しています。
一方で、Webサイト制作は成長期から衰退期に入っていると捉えています。

会社全体では悪くはない状況ですが、次のサイクルに向けて畑を耕し、種を蒔くフェーズに入っています。

このタイミングでお客様が廃業されたり、レギュラーの仕事が終わったりというのも、次の行動を起こすための良いきっかけなのかもしれません。

適切な季節に種を蒔こう

私はスピリチュアルな感性を持っているわけではありませんが、人生に周期があるという思想は、12年周期を何周かした今では腑に落ちます。

毎日同じように暮らしているように思えても、人生の季節は少しずつ変化しているのです。

季節が変われば衣替えが必要なように、サイクルに合わせて装いを変えていく必要があります。

この考え方は、四季がある地域ならではの思想かもしれません。

適切な季節に種を蒔かなければ芽は出ませんし、せっかく出た芽も水やりや植え替えのタイミングを間違えると枯らしてしまいます。

やりたいときにやりたいことを始めるのも良いですが、サイクルに合わせて始めると、よりうまくいく可能性が高まるかもしれないです。

なにかを決断するときは、人生の季節を意識してみてください。

では。


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