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ITいただきます

最前線で働く人に感謝というバナーやフレームが
加島さんとわたしの知らないところまで波及しているのを見ると
見えないところで働くひとへの感謝にあふれる日本は
あたたかいと感じる。

身近なひとへの感謝はきっと溢れているし
テレビやネット越しに見えるひとにも感謝しやすい。
そのうえで、取り残されるひとがいることも想像したい。
わたし自身も想像力が足りず
いまこうして書いているときにも
思いつかない仕事がたくさんある。
だから、日々の生活を支えているひとを教えてほしい。
想像力のないわたしに。

IT業界にいたわたしは
自由な休みもなく働くひとを知っている。
一般の生活者から顔が見えにくいひとたち。
サーバ機器の保守、
ソフトウェアやシステムの運用、
通信の定期検査、
などなど
ITだからこそ、その向こう側を想像しにくい面がある。
在宅でできないケースも多い。
わたしも友人は、日曜の今日も働いている。
車でコンピューターのセンターに通勤している。

保守業務にもいろいろあるので一概には言えないが
古い技術を守っていく仕事も多い。
新規事業などの華々しさというより
同じ仕事を継続する地味さの方が多いだろう。

IT業界、情報通信業界では
在宅勤務はアタリマエ、
PC、スマホ、タブレットを使いこなし、
合間にジョギング、
終わったらオンライン飲み会、
なんて思ったら大間違い。
それはコンサルタントや管理系部門。

ITや通信はインフラだから
それを利用する別のインフラ事業が止まらないように
24時間のサポートが必要で、
それは人間がやっている。

食事をするときの「いただきます」には
あらゆる作り手への感謝を伝える意味がある。

アタリマエを支えるひとの中に
IT技術者も想像してもらえると嬉しい。
彼らなしには今の生活が持続できないから。

「IT いただきます。」

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