3つめの椅子

編集ライターの隆一とリフレクソロジスト絢子の 2人で信州での生活を物語っていきます。

3つめの椅子

編集ライターの隆一とリフレクソロジスト絢子の 2人で信州での生活を物語っていきます。

最近の記事

木のことを勉強していると、自分の振る舞い方や家との付き合い方も解ってくる。今は晩材形成期。密度を濃くする時のようで、停滞が辛い時期でもありますが、ここを耐えて自棄にならずに(そもそも木には自棄などないように見える)こつこつとケア。遅々とし、蓄え、冬にはよい冬眠を迎えること。絢子

    • 豊かな田畑を支えるもの

      「水聴庵」から蓼科山のほうに向かって歩いて坂を上ると、一面に田畑が広がっていて、晴れている日は南アルプスから釜無連山、北アルプスや御嶽山、霧ヶ峰に車山、そして蓼科山から八ヶ岳と、まさに360度のパノラマが広がっている。 そんな畑の一角を貸していただくことができたので、毎日のようにここを訪ねるようになった。 畑からは6月に田植えを終えたばかりの水田を望むことができ、長い冬を越えた後の山と新緑を眺めていると、なんともいえない豊かな気持ちになり、時間を忘れていつまでも見ていられる

      • 「ほんのちょっとのきっかけ」が埋める空白

        今日も、Eさんが、水聴庵の前を歩いていく。 下を向いて、ゆっくり、とぼとぼと。 たぶん、数時間後に、また戻ってくるはずだ。 「水聴庵」とは、私たちが修復している家の名前。 笹原という集落は、どこにいても、水(田んぼや畑に水を運ぶ農業用水)の流れる音が聴こえてくる。 だから、水を聴く家、という意味で屋号をつけたのだ。 ※ 上の写真の蔵は、笹原の風景ではありますが、水聴庵ではありません……。 Hさんは、水聴庵の、裏の斜向いの家に住んでいて、私たちの作業に興味津々。 だけど、今

        • 自己紹介

          はじめまして。 私たちは〈3つめの椅子〉といいます。 山﨑隆一(りゅういち)と絢子(あやこ)の 2人で、昨年(2023年)に長野県諏訪郡の富士見町というところに東京から移住してきました。 隆一は編集&ライターを生業にしています。加えて、宅建を取得しました。 絢子はリフレクソロジストです。足専門です。 2人がつくった〈3つめの椅子〉。 その名前は、ヘンリー・デイヴィッド・ソローの『ウォールデン 森の生活』にある、以下の言葉からとりました。 “I had three cha

        木のことを勉強していると、自分の振る舞い方や家との付き合い方も解ってくる。今は晩材形成期。密度を濃くする時のようで、停滞が辛い時期でもありますが、ここを耐えて自棄にならずに(そもそも木には自棄などないように見える)こつこつとケア。遅々とし、蓄え、冬にはよい冬眠を迎えること。絢子