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一台三役、マルチなマウス

こんにちは。
oun Lab. シミズタカユキです。

皆さんはマウスにこだわりはありますか?

僕は元々BTOのWindowsマシンをメイン機にしていたのですが、2017年にiPad Pro 10.5”を導入した事をきっかけにメイン機をMacBook Pro 15”に切り替え、MacとWindowsの2台体制で仕事をしていました。

そこで問題となったのがマウスです。
異なるOS間でいちいちマウスを持ち替えるのは非常に不便で、作業効率も落ちてしまいます。

そんな時に出会ったのが今回ご紹介する「logitech(日本ではロジクール)」の「M720 TRIATHLON」です。

1. 意匠

本製品は最大3台のデバイスとペアリング可能なマルチデバイスマウスです。
今でこそ珍しくも無い機能ですが、購入当時はハイエンドマウスを除くと同様の機能を有した製品の選択肢は少なく、限られた選択肢の中から一番「おっ?」と思ったのが「M720 TRIATHLON」でした。

多機能ながらそれを感じさせないミニマルな意匠、ラバーコーティングされた本体の上品な質感に一目惚れしました。

このマウスの造形はエルゴノミクスによって裏付けされた機能美に拠るものが大きいと思います。
パッと見では気づきにくいですが、本体上面はなだらかに傾斜し、自然と手首に負担の少ないグリップポジションへと導いてくれます。

有機的な曲面で構成されながらも、モダンな印象を両立させているのはlogitech社のデザインに対する姿勢から生まれたモノで、公式サイトでもその片鱗を見ることができます。

2. 機能

本製品最大の機能は何と言ってもマルチペアリングでしょう。
親指のポジションに配置されたブラウザバック・フォワードボタンから流れるように配置されたペアリングボタン。
普通に使用している時は邪魔にならず、異なるOSやデバイスを切り替える時だけサッとアクセスできる絶妙な設計がデバイス間のシームレスな連携をアシストしてくれます。

その他にもチルトホイールや超高速スクロール機能など、様々なニーズにもしっかりと応えてくれる汎用性の高いマウスです。
また、地味に便利なのが ”ジェスチャーボタン”です。
各ボタンには専用のソフトウェア ”Logi Options+”で自分がよく使う機能を割り当てられるのですが、この ”ジェスチャーボタン”はボタンを押しながら上下左右に動かす事で特定の機能を割り当てられ、ボタンの数以上の働きをしてくれます。

3. 使い勝手

2018年、MacBook Proのパワー不足を感じ、2014年以来となる新型Mac miniを導入し、MBPをサブ機として遂にWinowsを含めた3台体制となりました。
ここから「M720 TRIATHLON」の本領発揮となります。

Windowsで高負荷なレンダリングを行いつつ、Macで資料を制作するなど、同時進行で様々な作業を行う際にOSやハード間の壁を超えてボタン一つで切り替えらるので、作業効率が大幅に向上しました。

シームレスな連携

また、相変わらず手が小さい僕にとってサイズ感も非常に重要な要素です。
大きすぎず、指があるべき場所にスッと収まる形状はまさにlogitech社マウスの真髄だと思います。

4. コスパ

一言にマウスと言っても人によって用途は様々かと思います。
シンプルなマウスで十分な人も居ればゲーミングマウスの様に特定の用途に特化した機能を求める人まで千差万別です。

本製品は定価が¥9,130(2022年12月現在)と、円安の影響もあり、それなりのゲーミングマウスが買えてしまうお値段です。
ですが、本製品の強みの一つとしてlogitech社の充実したサポート体制が挙げられます。

過去にジェスチャーボタンが故障した経験があるのですが、公式の2年保証によって即時に交換対応してもらい、事なきを得ました。
そうしたブランドに対する信頼性からも、この値付けには納得しています。

5. oun view

使い慣れたペンのように、マウスも自分の環境やスタイルに合ったモノにこだわると一気に作業効率が向上します。
特にPCと人を繋ぐインターフェースであるマウスにおいては、ストレスや違和感の無い直感的な操作性が重要だと思います。

5年間同じマウスを使い続けられた理由として「M720」のユーザーインターフェースとしての完成度の高さが挙げられます。
ハード・ソフト両面においてしっかりと作り込まれているからこそ長く使える道具になり得るのだと感じています。

6. まとめ

マウスなど、ユーザーが求める要件が多岐にわたる製品の開発やデザインというのはメーカーとしては非常に困難を極めます。
logitech社の様にエントリーモデルからハイエンドモデルまで幅広く展開している企業だからこそ開発できたのがこの「M720」というモデルだと思います。

プロダクトとしての完成度、PCとのシームレスな連携、ブランドへの信頼。
これらを包括するUX(ユーザーエクスペリエンス)デザインを享受してしまった僕は、もう他のマウスは使えない体になってしまいました。


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