第24回チャンピオンズC〈振り返り〉

レースラップ

前半1,000m、61.0
上がり4F-3F、49.7-37.3
レースタイム、1.50.7
勝ち馬上がり、37.3

馬場状態

含水量、4角1.7%、G前1.4%
乾いたダート
多少時計は掛かっており、1分51秒台での決着予想
先行馬は距離以上のスタミナが必要
後方馬は砂を被るため精神面での強さが必要
中団くらいを楽に追走出来て、
直線一気にギアを上げて差し切る形が理想かな

レース振り返り

⑮レモンポップ、はスピードの絶対値が違う
これをどう見せるのか、大きなポイントだったが、
その答えは“逃げ”だった
しかも本当にスピードの違いだけでハナに立った
そして2コーナーから向正面に掛けて、
12.9-12.4-12.1とスピードUP
先行勢にプレッシャーを掛ける
先行して3着、4着に残った2頭残るが、ともにGⅠ馬
このレースのレベルの高さを感じるところである
時計も想定よりも1秒近く速かった
ダートNO.1を決めるGⅠに相応しい内容、強さだったね

⑮レモンポップ
距離延長、大外枠、4つのコーナー
すべてがちょうど良いハンデに過ぎなかった
あそこまでスピードの違いを見せつけての快勝
まさに横綱相撲であった
ただ距離は、1,800mまでかな
来年は、サウジカップ、アメリカ(BCダートマイル)、狙って欲しい
ダート界でも、日本競馬のレベルの高さを、
もっともっと知らしめて欲しいね

⑦ウィルソンテソーロ
人気薄だったからこそ、
終いにすべてを懸けた乗り方が出来たと思うが、
人馬ともに、よくやった、と褒めてあげたい
ただし冷静に言えば、勝ちを意識した騎乗をしていたら、
この2着はなかったと思う
まだ少し、GⅠ馬クラスとは差がある
それでも、GⅡクラスには昇格したかな

⑤ドゥラエレーデ
終始、レモンポップ相手に攻め続けていた
その上で3着に残ったのは、力ある証拠だろう
隣にいたテーオーケインズと比較すると、
まだまだ若さが目立つが、そこが改善、成長していけば、
ダート界を担う存在になるかもしれない
ムルザバエフ騎手の馬を動かす技術もさすがであった
ムルザバエフ騎手鞍上なら、ベストより100m距離長いと思うが、
東京大賞典も楽しみである

④テーオーケインズ
道中のレモンポップの仕掛けにも動ぜず、
ベテランらしい落ち着きだった
最後も1kg軽い3歳馬に追い比べで負けてしまったものの、
十分力を示した内容だった
だいぶ仕上げてきていた印象だけに、
ここで引退でも良いとは思うが、
今日のレース見たら、もう1つ走らせたくなったかもね

②メイショウハリオ
これだけの実績ありながら、大関止まりと感じさせる馬
まさにそれを象徴するようなレース
特に今日は、スピード・キレが必要だった
中盤まで、追走が大変そうだったしね
それでも4角の器用な立ち廻り、Goサインからの伸び脚、
力あるところを感じさせてくれた
もう少しマイペースで進めるレースだったらね

⑪ハギノアレグリアス
無理のない位置で、無理のない追走
前を意識した仕掛けで脚を伸ばすも6着
今日は力負けと言っていいかな
前走シリウスSで、ランク上げてきたな、と感じたが、
1、3、4、5着のGⅠ馬との差を改めて痛感する結果となった
正直今後の成長では埋め切れないかな
GⅡまでの馬、と思っておこう

①メイクアリープ
調教見る限り、首回りのPower感がまだまだだと思った
実際、直線外に持ち出した際のヨレ方は、レベルUP必要だね
最内枠発走で、最内コースで距離ロス防げたのも大きい
ただこのGⅠ舞台の経験は、成長を加速させるだろう
来年以降、重賞ゲットの可能性高まったかもね

⑩ノットゥルノ
自分のペースでレース出来ないと脆い馬
今日は終始チグハグな競馬
あとスピード競馬は向かない
タイムが遅くて、逃げれるレースの時は、
人気落としているだけに大穴開けそうだけど…

⑧アーテルアストレア
調教から、余裕を感じなかった
秋、重賞3戦目で疲労の蓄積があったかな
もっと体力つけてきたら、
来年牝馬ダート路線、軸になっても良いと思うけどね

⑫セラフィックコール
レース途中で、「あれ、なんか違う」と感じたはず
精神面で相当消耗しただろう
あとこのメンバー相手に外外廻されたのも厳しかった
一旦仕切り直し
精神面でダメージ受けないといいね

⑨クラウンプライド
マイペースで競馬をしないと脆い
今日みたいに、他の馬が作ったペースでも、
勝負出来るなら、GⅠに手が届くだろうけど…
前走で一皮剥けたと思ったが、
単に気分良く走れた、だけだったね
現状、勝ち切れるのは、GⅢまでかな

⑥グロリアムンディ、⑭アイコンテーラー
この2頭は、スピード競馬には向かない
時計掛かって、スタミナ勝負にならないとね

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