第37回香港カップ〈振り返り〉

レースラップ

2Fごとのラップ 26.36-24.83-23.88-23.45-23.48
レースタイム 2.02.00

レース振り返り

持てる力で鎬を削り合う、良いレースだった
今年の香港は、全体的に時計が掛かっていた
日本馬は、そこに苦戦していたと言って良いだろう
ただそれは、少し緩めのタフな馬場への対応面だけでなく、
後半のロングスパート勝負への対応力がなかった、
と言うところであろう
自分が持っている能力の最大値を維持するスタミナ
日本馬にはこれが足りていなかった
欧州型の競馬で勝負するには、ここがポイントだよね

②ロマンチックウォリアー
理想のポジションを取れることが一流馬の証
残り1Fで先頭、あとは耐え切る形
最後は結構詰められたが、それでも勝つのが王者
これ以上評する必要はないだろう
素晴らしい

①ルクセンブルク
前走アイリッシュチャンピオンSを見ても、
いいスピードを持っている馬
今日はこの馬向きの馬場ではあったが、
力あるところを十分見せてくれた
でもまた2着、詰めの甘さ
エンジンの掛かりが遅く、相手の垂れ待ち、と言う感じもあった
古馬になってからの成長、もう1つ欲しいところだね

⑤ヒシイグアス
ズブさも出てきて、日本のスピード競馬に対応出来なくなっていた
今回はスピードの違いで突き離されることがなかったから、
馬も狭いところ突っ込んで根性見せてくれた
もう年齢的に終わりかもしれないが、
続けるとしたら、オーストラリアや香港だけ走るのもアリだね

③プログノーシス
この馬は、馬込みに入れず、終始外外の競馬をする
今回、後ろから、インに突っ込み、
距離ロスを防ぐ乗り方も出来たと思うが、
やはり外に持ち出して、勝負を懸けた
器用な立ち廻り出来るなら、もう少し勝負になったであろう
GⅠ級の力を持っているからこそ、
GⅢクラスでは外廻しても、圧倒的な力の差で勝ててしまうが、
さすがにGⅠともなると、+αの要素が必要になる
今の競馬では、GⅠまでは難しいかもね

④ローシャムパーク
大外枠から、最後方での競馬、しかも終始外外走らされ、
距離ロスも相当あった
前走オールカマーの勝ちから見ると、
今日の展開はむしろこの馬向きだったと思う
ただポジションが取れなかったこともあり、
チグハグな競馬になった
あと直前の調教、動きがやや重く感じた
体調面も合わせ切れなかったのかな
これも経験、来春の香港QEⅡC
ぜひリベンジして欲しい

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