第69回東京大賞典〈振り返り〉

レースラップ

前後半ラップ、63.8-63.5
レースタイム、2.07.3
上がり4F-3F、50.8-37.8
勝ち馬上がり、37.0

レース振り返り

大井は馬場が変わり、時計が掛かるようになった
その分余計に力が試される形となった
横綱が、着差以上の横綱相撲を見せたレース
ただ持てる力の100%を出し切っていないようにも感じた
そう感じた点で、GⅡレベルかな

⑤ウシュバテソーロ
さすがに横綱だね
いつも通り、のっそりと出て、前半はギアを上げず
結局本気で走ったのは、最後の直線くらい
もう、先頭の馬を差せるかな?というゲーム
着差以上の余裕、力の差を感じた
時計掛かる馬場で先行馬の消耗度が大きかった分、
この馬の形がハマったところもある
前半のっそり走るため、
高速馬場で前が止まらない形が一番危ういと言える
でもそんな競馬で、この馬が本気になるところが見てみたい
この馬にとっては距離短いが、
1,800mで逃げるレモンポップを本気で追い掛ける
サウジカップで見れたら、面白いけどね

⑨ウィルソンテソーロ
状態は本当に良かった
ただこの馬はスピード型の馬
今の大井はやや合わないかなと思っていた
だからこそ、スピード活かして逃げたのは超ファインプレー
厩舎サイドの指示なのかもしれないが、
原騎手、本当に素晴らしい騎乗だった
チャンピオンズC2着と合わせて、大関昇進確定かな
マイルだと後方からの競馬になるだろうが、
スピード活かせる東京コースなら、楽しみはある
前も止まらないから、勝ち切るのはなかなか大変だろうが、
サウジカップの方が条件合いそうだけど、
フェブラリーSに挑戦して欲しいね

⑥ドゥラエレーデ
適性距離は1,900mの馬
成長して距離対応力は上がってきているが、
今日はムルザバエフ騎手の、馬を動かす力も大きかった
ただダート界では、大関狙える位置にはいる
条件合うサウジカップ、狙って欲しいね

②ノットゥルノ
逃げられないと脆い馬
それだけに4着に粘ったのは健闘と言える
ただズブさが増しているだけに、
この時計が掛かる馬場は間違いなく大きなプラスだった
今の大井はこの馬に合っている
大井ばかり走らせるのもアリかもね

①キングズソード
スタミナ型の馬だけに、この馬場は味方に出来ると思っていた
ただ、岩田望来騎手の、大井不慣れ感が出ていた
もっと積極的な競馬をして欲しかったね
前走JBCクラシックの時は、モレイラ騎手
厳しいこと言うが、騎手の差が出てしまった
改めてウシュバテソーロとの実力差を感じたはず
もう少し積極的な競馬を完全にモノにすること
スタミナ値をもう1レベル上げて、
消耗戦勝負を自ら仕掛けて勝ち切れるようになること
これが横綱昇進への課題かな

⑦グロリアムンディ
スタミナ型の馬だけど、
このクラスだとスピード値が足りない
GⅢまでのスタミナ勝負の馬、と言うところだね

⑧ミックファイア
調教でも、芯が入っていない感じがした
状態で言えばまだまだ
むしろなんで出走させたかな、とも思ったくらい
ただ大井は馬場が変わったことで、
この馬向きでは無くなった
次走が本当に大事
まずは4月の川崎記念に向けて、じっくり仕上げて欲しいね

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