第98回中山記念〈振り返り〉

レースラップ

前半1,000m、58.6
上がり4F-3F、49.5-37.6
レースタイム、1.48.1
勝ち馬上がり、37.2

馬場状態

開幕週、Aコース、クッション値8.8
含水量、4角15.3%、G前11.6%
小雨が降り続き、稍重での実施
含水量は昨日と比べても確実に増えており、
重馬場適性が問われる馬場と言って良いだろう
また開幕週だけあって、イン、先行馬は有利
重馬場適性があって2~3番手で競馬出来る馬がいたら
軸にすべきであろう

レース振り返り

開幕週、だけど、雨で緩む馬場
勝つ可能性だけでなく、馬券に絡む可能性も、
前から5~6頭に絞られていた
馬場を考えると、速い流れ
後方馬の爆発力を封じて、先行馬による消耗戦に持ち込んだ、
吉田隼人騎手のファインプレーと言える
ただし、勝ち馬には力の差で屈したけどね
水気含んだ緩い馬場への適性差が大きな要因ではあるが、
GⅢ上位という評価かな

⑧マテンロウスカイ
調教の出来がピカイチだった
このチャンスをしっかりモノにしたのは大きい
重賞だと1,800mが適距離
あと緩い馬場への適性も高い
2,000mの大阪杯、距離が長くなるので
勝つには騎手の力が相当必要になるだろうが、
馬券的には面白い存在になりそうだね
皐月賞馬を3着、4着に従えての勝ち
自信持って欲しいね

⑦ドーブネ
ペース関係なく、自分のペースで逃げた方が良い馬
2,000mだとスタミナが足りず、
1,600mだとスピード足りず、
1,800mがちょうど良い、というところ
今日くらいの馬場も、この馬の良さが引き出されるのであろう
マイペースで逃げれそうな時は、少なくても抑えておきたいね

④ジオグリフ
高いレベルで、スピード、切れ味求められると厳しい
水を含んだ馬場で、他馬の力が殺がれたことで得られた結果
まだ余裕残しの仕上げだったとは思うが、
G I馬である以上、やはり物足りない
でも小回りの4コーナーコースは合う
距離も1,800mがベストだね

③ソールオリエンス
もう少し積極的な競馬するのかな、と思っていたが
馬自身がこの形での競馬に慣れちゃってしまった
重馬場の皐月賞を制した馬
他馬よりも力強い伸び脚を見せたが
勝つことより、自分にとって気持ちの良いレースをすることが大事
そんな思いが伝わってくるようだった
4歳世代を牽引していかなければならない馬だけに、
早く勝ち味を思い出して欲しいね

⑨エルトンバローズ
この馬は、切れ味を活かせる馬場・レースが合う
今日みたいな水気含んで、上がりが掛かる形は合わない
大阪杯、良馬場でタイムも速く、切れ味求められるなら、
主役になれる可能性はある
確かに、最後の失速感に残念さは感じるが…

⑤ヒシイグアス
陣営も認めているが、重馬場はダメなタイプ
それでも、以前ほどのギラギラ・ガツガツ感はない
時計勝負なら、今後も厳しいだろう
良馬場だけど時計掛かる海外の馬場の方が、力出せそうかな

②ソーヴァリアント
マイルCSの時も書いたが、すでにピークアウトした馬
今となっては、重賞で掲示板あったら御の字というところだろう

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